ホンダが上海モーターショー2023で電気自動車「e:Nシリーズ」の第2弾と第3弾を世界初公開

ホンダの「2035年までにEVの販売比率100%」の達成を目指すプランが着々と進行。上海モーターショー2023において電気自動車の「e:Nシリーズ」の第2弾となる「e:NP2 Prototype」および「e:NS2 Prototype」と、第3弾となるコンセプトモデルの「e:N SUV 序」を初披露

 ホンダは2023年4月18日、本年4月18日から4月27日まで開催された上海モーターショー2023において、電気自動車(EV)の「e:Nシリーズ」の第2弾となる「e:NP2 Prototype」および「e:NS2 Prototype」と、第3弾となるコンセプトモデル「e:N SUV 序」を世界初公開した。

▲ホンダが上海モーターショー2023において電気自動車「e:Nシリーズ」の第2弾となる「e:NP2 Prototype(写真左より3台目」および「e:NS2 Prototype(同・2台目)」と、第3弾となる「e:N SUV 序(同・1台目)」を初公開。写真左より4台目は一昨年にオンライン発表されたグランツーリスモ仕様の「e:N GT Concept」

▲ホンダが上海モーターショー2023において電気自動車「e:Nシリーズ」の第2弾となる「e:NP2 Prototype(写真左より3台目)」および「e:NS2 Prototype(同・2台目)」と、第3弾となる「e:N SUV 序(同・1台目)」を初公開。写真左より4台目は一昨年にオンライン発表されたグランツーリスモ仕様の「e:N GT Concept」

 

 まず「e:NP2 Prototype」および「e:NS2 Prototype」は、前車が広汽Honda、後車が東風Hondaで2024年初頭に発売予定のクロスオーバーEVのプロトタイプで、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」・「智」・「美」を磨き上げ、既存モデルの枠にはまらない新たな価値を持ったEVを目指して開発される。「動」に関しては、ホンダが培ってきたダイナミクス技術で人とクルマが一体となったような独自のドライビングプレジャーを提供。また、「智」についてはクリーンですっきりとしつつ心地よいラウンド感をもたせた造形とHonda CONNECT 4.0などの先進装備の採用で、知的な室内空間を供給する。そして「美」においては、SUVのようなユーティリティの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立したデザインによって、独自のスタリングを創出した。また、それぞれのモデルが目指す世界観をデザインへ落とし込み、e:NP2 Prototypeはシームレスで洗練されたスマートな未来感を、e:NS2 Prototypeは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感をそれぞれ表現している。

▲e:NP2 Prototypeはシームレスで洗練されたスマートな未来感をデザインで表現。ホンダが培ってきたダイナミクス技術で人とクルマが一体になったような独自のドライビングプレジャーを提供する

▲e:NP2 Prototypeはシームレスで洗練されたスマートな未来感をデザインで表現。ホンダが培ってきたダイナミクス技術で人とクルマが一体になったような独自のドライビングプレジャーを提供する

 

▲e:NS2 Prototypeは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感をデザインで表現。クリーンですっきりとしつつ心地よいラウンド感をもたせた造形とHonda CONNECT 4.0などの先進装備の採用で知的な室内空間を創出する

▲e:NS2 Prototypeは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感をデザインで表現。クリーンですっきりとしつつ心地よいラウンド感をもたせた造形とHonda CONNECT 4.0などの先進装備の採用で知的な室内空間を創出する

 

 次に「e:N SUV 序」については、SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた新世代のe:Nシリーズとして、2024年内の発売を目標に企画を推し進める。具体的には、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」・「智」・「美」を新たな次元へと引き上げることを目指して開発した。「動」に関しては、EV専用のe:N Architecture W(イーエヌ アーキテクチャー W)を初採用し、走る楽しさを追求したホンダらしいパフォーマンスを実現。また、「智」については最新の安全運転支援システムやAIを搭載したコネクト技術の採用により、室内全体で智能化が感じられる空間を創出する。そして「美」においては、SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた新進のデザインを具現化した。

▲e:N SUV 序はSUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた新世代のe:Nシリーズとして開発。EV専用のe:N Architecture Wを初採用し、走る楽しさを追求したホンダらしいパフォーマンスを実現する。なお「序」は中国語で「プロローグ」を表し、e:Nシリーズとして新世代の幕開けを迎えるという意味合いを込めている

▲e:N SUV 序はSUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた新世代のe:Nシリーズとして開発。EV専用のe:N Architecture Wを初採用し、走る楽しさを追求したホンダらしいパフォーマンスを実現する。なお「序」は中国語で「プロローグ」を表し、e:Nシリーズとして新世代の幕開けを迎えるという意味合いを込めている

 

 なお、ホンダは「2050年にホンダが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルでの目標を掲げ、中国においては2027年までに10機種のホンダ・ブランドEVの投入を予告。今回公開されたモデルは、その第2弾と第3弾となるEVに位置する。また、ホンダは従来グローバルで掲げていた「2040年までにEV・FCEVの販売比率100%」の目標を前倒し、「2035年までにEVの販売比率100%」の達成を目指すと宣言している。

▲「e:Nシリーズ」の第4弾となる見込みのグランツーリスモ仕様「e:N GT Concept」は開発が鋭意進行中

▲「e:Nシリーズ」の第4弾となる見込みのグランツーリスモ仕様「e:N GT Concept」は開発が鋭意進行中

 

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