ルノーがSUVクーペのスタイルを纏ったフルハイブリッドシステム仕様のアルカナに新グレードの「E-TECHエンジニアード」を設定。ブリリアントブラックやウォームチタニウムのアクセントカラーを配して、先進的かつエレガントな内外装を創出
ルノー・ジャポンは2023年4月21日、SUVクーペのアルカナに新グレードの「E-TECHエンジニアード(E-TECH ENGINEERED)」をラインアップし、本年5月11日より販売を開始すると発表した。車両価格は469万円に設定する。
新設定のE-TECHエンジニアードは、従来のR.SラインE-TECHフルハイブリッドに代わる、H4M型1597cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジン(最高出力94ps/5600rpm、最大トルク148Nm/3600rpm)+5DH型駆動用E-モーター(36kW/1677~6000rpm、最大トルク205Nm/200~1677rpm)+3DA型サブモーターHSG(最高出力15kW/2865~1万rpm、最大トルク50Nm/200~2865rpm)+リチウムイオンバッテリー(容量1.2kWh)+電子制御ドッグクラッチ マルチモードATで構成するフルハイブリッドシステムを搭載したモデルで、先進性とエレガントさが調和した新意匠の内外装デザインを採用して、ダイナミッククーペSUVとしての魅力度をいっそう高めたことが特徴である。
外装に関しては、ブリリアントブラックの前後エンブレム/フロントグリルガーニッシュ/前後スキッドプレート/リアスポイラーや、ウォームチタニウムカラーの F1ブレード/ツインエキゾーストフィニッシャー、ブリリアントブラック&ウォームチタニウムのサイドプロテクションモールフィニッシャー、専用サイドアクセントなどで構成するE-TECHエンジニアード専用エクステリアを採用。足もとには、ウォームチタニウムアクセントを配した18インチアロイホイール(タイヤは215/55R18サイズ)を装着する。ボディカラーは新色のグリメタルMのほか、ノワールメタルM、ブランペルレMという計3色を設定した。
内装については、ウォームチタニウムステッチ/ブリリアントブラック&ウォームチタニウムエンブレムベゼル/E-TECHロゴを配したレザーステアリングホイール(ヒーター機構付き)やウォームチタニウムカラーのライン、ウォームチタニウムのステッチを入れたドアパネル、ウォームチタニウム&ライトグレーステッチ入りのアームレスト、ウォームチタニウムサイドポケットを備えたセンターコンソール、ウォームチタニウムベゼルで彩ったカップホルダーなどで構成するE-TECHエンジニアード専用インテリアを採用。また、レザー&スエード調シートにもウォームチタニウムのステッチを入れる。専用のキッキングプレートやBOSEサウンドシステム/9スピーカーも標準で装備した。
先進安全装備の充実ぶりもE-TECHエンジニアードのトピック。アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)、アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)歩行者・自転車検知機能付、360°カメラ、パーキングセンサー(フロント・リア・サイド)、リアクロストラフィックアラート、ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)などを標準で採用。7インチマルチメディアEASY LINK(スマートフォン用ミラーリング機能)やルノー・マルチセンス、オートホールド機能付電動パーキングブレーキ、イージーパーキングアシスト、スマートフォンワイヤレスチャージャーといった先進機能装備も標準で組み込んでいる。
なお、パワートレインにH5H型1333cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボエンジン(最高出力158ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1800rpm)+3AA型補助モーターBSG(3.6kW/1800~2500rpm、最大トルク19.2Nm/1800rpm)+リチウムイオンバッテリー+パドルシフト付電子制御7速AT(7EDC)で構成するマイルドハイブリッドシステムを搭載した「R.S.ライン・マイルドハイブリッド(R.S.LINE MILD HYBRID)」は、従来と同様に販売を継続する。