トヨタbZ4XとSUBARUソルテラがソフトウェアをアップデート

トヨタ自動車とSUBARUが新世代電気自動車のトヨタbZ4XとSUBARUソルテラのソフトウェアをアップデートすると発表。急速充電機能の改善や航続距離のメーター表示の変更などを実施。アップデートは本年5月下旬より順次開始

 トヨタ自動車とSUBARUは、新世代BEVのトヨタbZ4XとSUBARUソルテラのソフトウェアをアップデートすると発表した。アップデートの実施は、本年5月下旬より順次開始する。

 

▲トヨタ自動車とSUBARUが新世代BEVのトヨタbZ4X(写真・上)とSUBARUソルテラ(同・下)のソフトウェアをアップデートするとアナウンス。アップデートは本年5月下旬より順次実施

▲トヨタ自動車とSUBARUが新世代BEVのトヨタbZ4X(写真・上)とSUBARUソルテラ(同・下)のソフトウェアをアップデートするとアナウンス。アップデートは本年5月下旬より順次実施

 

 今回のアップデートは、ユーザーからの指摘や問い合わせ、具体的には急速充電性能に関する件(1日あたりの急速充電回数/SOC80%から100%までの充電時間の長さ)、メーター上の航続距離(メーターで残航続距離0㎞になるタイミングが早い)、メーター表示(充電容量表示のわかりづらさ/エアコン使用時における航続距離の大幅減少)に対応したものである。

▲1日あたりの急速充電によるフル充電回数を現状の2回程度から約2倍に変更

▲1日あたりの急速充電によるフル充電回数を現状の2回程度から約2倍に変更

 

アップデートの概要は以下の通り。

1.急速充電性能の改善

①1日に急速充電器でフル充電(150kWの急速充電器でバッテリー残量が10%の状態から80%の状態まで充電)できる回数を、現状の2回程度から約2倍に変更

②SOC(State Of Charge=充電状態)80%以上の急速充電時間を約20~30分(外気温によって異なる)に短縮

2.実航続距離表示の改善

航続可能距離(バッファ)のメーター表示が0kmになるタイミングを現状よりも遅らせることで、可視化される航続可能距離を延長。これまでは電欠時即走行不能とならないよう、メーター上の航続可能距離が0㎞であっても余裕を持って充電場所を探すことができるように、メーターには表示されないバッファを多めに設定していた

3.メーター表示の改善

①走行中と充電中を含めて、充電容量を従来のバー表示のみから、%表示を追加

②エアコン使用時の航続可能距離をより実態に合わせた表示に変更

▲ローターや磁石の配置を最適化して高回転・高出力を実現したモーター、モーターを制御するインバーター、ギアなどの駆動系を一体化したコンパクトで高効率な「eAxle(イーアクスル)」を搭載するパワートレインは基本的に従来と共通

▲ローターや磁石の配置を最適化して高回転・高出力を実現したモーター、モーターを制御するインバーター、ギアなどの駆動系を一体化したコンパクトで高効率な「eAxle(イーアクスル)」を搭載するパワートレインは基本的に従来と共通

 

 なお、アップデートは既存の車両および今後生産する車両に適用。通信によるアップデートには未対応で、既存のユーザーは販売店に車両を持ち込むことでアップデートが受けられる。

 

 

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