BMWジャパンは5月31日、最上級ラグジュアリークーペのBMW8シリーズに限定車の「BMW M850i・xドライブ・ファースト・エディション(First Edition)」を用意し、同日より発売した。今回のスペシャルモデルは全世界で400台、日本では10台の限定モデルで、車両価格は1923万円に設定する。
▲BMW M850i・xドライブ・ファースト・エディション(First Edition) 価格:8SAT1923万円 販売台数は全世界で400台、日本では10台限定 ハンドル位置は右/左を設定する ハイ・グロス・シャドウ・ラインを施したキドニーグリルが印象的
BMW M850i・xドライブ・ファースト・エディションは、優雅で官能的な美しいデザインを引き立たせるため、BMW M社が開発する最高品質の装備ラインアップ「BMW Individual(インディビジュアル)」の装備を多数採用している。
まずボディカラーには、マット感を際立たせながらも複雑な色層によって光の当たる角度で表情を変化させ、高級感と洗練された印象を与えるBMW Individualフローズン・バルセロナ・ブルーを初採用。さらに、BMW Individualのハイ・グロス・シャドウ・ラインをサイドウィンドウモールディングやキドニーグリルに採用するとともに、エアブリーザーや20インチMライトアロイホイールにブラックを使用することで、洗礼された上品さのなかにBMW8シリーズの卓越した走行性能を象徴するデザインを具現化した。
▲全長4855×全幅1900×全高1345mm ホイールベース2820mm ボディカラーにはBMW Individualフローズン・バルセロナ・ブルーを初採用する
インテリアについては、BMW Individualメリノ・レザーを使用し、アイボリー・ホワイトをベースにナイト・ブルーのアクセントを加えたデザインを採用することで、高級感とスポーティさを調和させた室内空間を演出。また、ルーフライナーに採用されたBMW Individualアルカンタラにもナイト・ブルーを導入し、シートの色と調和した統一感のあるキャビンルームを創出する。さらに、コクピットを囲むトリムにはBMW Individualトリム ピアノ・ブラックを取り入れ、"First Edition"の刻印とともにシリアル・ナンバーを刻んでスペシャル感を強調した。ほかにも、Bowers&Wilkinsのダイアモンド・サラウンド・サウンドシステムやガラス製「クラフテッドクラリティー」シフトノブといったアイテムを装備し、極めてエレガントな雰囲気を醸し出すとともにスポーティさを主張している。
▲インテリアではピアノ・ブラック仕上げのBMW Individualトリムや"First Edition"の刻印とともにシリアル・ナンバーを刻んだエンブレムが所有欲を刺激する
パワートレインに関しては、M850i・xドライブ・クーペと共通の4394cc・V8DOHCツインパワーターボエンジン(530ps/750N・m)+8速スポーツオートマチックトランスミッション(ステップトロニック付)を搭載する。駆動機構には前輪と後輪の駆動トルクを素早く正確に、かつ無段階に可変配分するBMW独自のインテリジェント4輪駆動システムであるxドライブを採用。懸架機構にはダイナミックなパフォーマンスと快適性を両立させるアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルをセットし、同時により俊敏性を高めるMスポーツ・ディファレンシャルや力強く安定した制動力を誇るMスポーツ・ブレーキを装備した。
セーフティシステムの設定にも抜かりはない。今回の限定モデルには、高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、より精度と正確性を向上させた最先端の運転支援システムを標準装備。具体的には、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングなどを組み込む。また、パーキングアシスタントにはリバースアシスト機能を内蔵。これにより、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることを可能とした。さらに、最新のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントやBMWコネクテッド・ドライブを導入し、クルマとユーザー、情報をシームレスに繋げて、より快適でスマートなモビリティライフをサポートする。2019年夏以降には、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載する予定だ。