日産東京販売は2022年5月16日、日産モータースポーツ&カスタマイズ (旧オーテックジャパン)とのコラボレーションで実現したフーガの特別仕様車「プレミアムセレクトエディション(PREMIUM SELECT EDITION)」を発売した。販売台数は計100台の限定だ。
車種展開は以下の通り。
ハイブリッド・プレミアムセレクトエディション:709万600円
370GTタイプS・プレミアムセレクトエディション:647万1300円
ユーザーへの納車は本年8~9月頃を予定する。
日産のラグジュアリーサルーンに位置するY51型系の現行フーガは、2022年夏での生産終了を予定する。今回登場したプレミアムセレクトエディションは、そのファイナルを飾る特別限定車で、北米仕様のフーガであるインフィニティMのテイストを活かした数々のスペシャル装備を盛り込んだことが特徴である。
まず外装では、フロント部にダークフィニッシュモールのフロントグリル、フロントバンパー(ハイブリッドのみ)、フォグランプフィニッシャー(ハイブリッドのみ)を、リアセクションにボディ同色リアスポイラーやダークトランクフィニッシャー、ダークフィニッシュアンダーリアバンパーを特別装備して、上質感とスタイリッシュさを強調。また、ハイブリッドの足もとにはダークフィニッシュ18インチアルミホイールを装着した。
内装に関しては、本革パッケージ(前席シートバックグリップベルト[HYBRIDのみ]、本革シート[抗菌仕様]、前席エアコンディショニングシート)を標準で組み込んでより高度なラグジュアリー感を演出。乗員の開放感を引き上げる電動ガラスサンルーフ(ワンタッチスライド・チルトアップ、UVカット機能付プライバシーガラス、挟み込み防止機能付)も装備した。
ボディカラーは特別塗装色のブリリアントホワイトパール(販売台数ハイブリッド20台/370GTタイプS30台)のほか、スーパーブラック(同ハイブリッド20台/370GTタイプS15台)、ダークメタルグレー(同370GTタイプS15台)という計3タイプを設定。いずれのカラーにも、細かいスリキズによる塗装表面の劣化を防ぐスクラッチシールドを採用している。
パワートレインは基本的に通常モデルを踏襲。ハイブリッドにはVQ35HR型3498cc・V型6気筒DOHCエンジン(306ps/35.7kg・m)+HM34型モーター(50kW/290Nm)+リチウムイオン電池+マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッションを、370GTタイプSにはVQ37VHR型3696cc・V型6気筒DOHCエンジン(333ps/37.0kg・m)+マニュアルモード付フルレンジ電子制御7速AT(7M-ATx)を搭載している。