ホンダの新型SUV「ZR-V」の特設ウェブサイトがオープン。日本では年内の発売を予告

ホンダが年内の発売を予定する次世代SUV「ZR-V」の特設ウェブサイトを開設。車格はヴェゼルとCR-Vの中間。e:HEVモデルもラインアップ

 ホンダは2022年5月19日、年内の発売を予定する新型SUV「ZR-V」の特設ウェブサイトを開設した。

▲ホンダが新型SUV「ZR-V」の特設ウェブサイトを開設。日本での発売は2022年内を予定する。写真はZR-Vの北米仕様の新型HR-V
▲ホンダが新型SUV「ZR-V」の特設ウェブサイトを開設。日本での発売は2022年内を予定する。写真はZR-Vの北米仕様の新型HR-V

 新型ZR-Vは、北米では「HR-V」、中国では「ZR-V」の車名で本年4月に発表された次世代型のホンダ製CセグメントSUVで、車格としては現行のヴェゼルと、本年8月に国内向けの生産を終了する予定のCR-Vの中間に位置する。

▲水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加えて、ホイールベースを長くとることで低く踏ん張りの効いたスタンスを構築
▲水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加えて、ホイールベースを長くとることで低く踏ん張りの効いたスタンスを構築

 エクステリアは水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加えて、ホイールベースを長くとることで、低く踏ん張りの効いたスタンスを構築。存在感のあるフロントグリルとシャープな造形のヘッドライトも特徴だ。車体の大きさは、週末のレジャーなど様々なアクティビティーを楽しむのに充分な室内空間の広さや実用性を備えながらも、街中で軽快に運転できる扱いやすいサイズに設定。ボディサイズは全長4568×全幅1840×全高1621mm、ホイールベース2655mmとしている。
 パワーユニットは、より俊敏なレスポンスを実現した1.5リットル直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンとe:HEVの2リットル直列4気筒DOHC直噴エンジンを設定。シャシーは現行のFL型シビック用をベースとし、独立式リアサスペンションを専用セッティングで組み込んで、洗練された走りと操る喜びを具現化する。

▲より俊敏なレスポンスのパワーユニットや独立式のリアサスペンションを採用
▲より俊敏なレスポンスのパワーユニットや独立式のリアサスペンションを採用

 特設サイトでは、北米仕様と中国仕様のスタイリングを披露しているほか、開発責任者(LPL)を務めた小野修一氏、パッケージ担当の伊藤智広氏、エクステリア担当の田村敬寿氏、インテリア担当の上野大輝氏、カラー・マテリアル・フィニッシュ担当の後藤千尋氏という5名の開発スタッフが登場し、新型ZR-Vの開発に込めた想いをインタビュー形式で紹介。小野LPLは開発の背景として、「ホンダにはCR-Vとヴェゼルの2つのSUVがあり、どちらも世界的な人気を博しています。ただCR-Vが年々大型化していったことで、ヴェゼルとのサイズ差が広がり、市場で中間サイズのニーズがあることを強く感じていました。これは我々が応えないといけない――。そういう思いを持って、開発に向き合いました」と語る。そして、キーワードとして“一張羅”“凛”“直”を掲げ、さらに「コロナ禍など世界中の人々が抱える不安を少しでも和らげ、新たな一歩を踏み出すきっかけとなるクルマになってほしい」という願いを込めて、“異彩解放”というグランドコンセプトに昇華させて、「自分自身をしっかりと表現しながら、美しく意のままに走る」新型SUVを創出したという。

▲中国仕様のZR-V。ボディサイズは全長4568×全幅1840×全高1621mm、ホイールベース2655mmに設定
▲中国仕様のZR-V。ボディサイズは全長4568×全幅1840×全高1621mm、ホイールベース2655mmに設定
▲車格は現行のヴェゼルとCR-Vの中間に位置。車両コンセプトに“異彩解放”を掲げる
▲車格は現行のヴェゼルとCR-Vの中間に位置。車両コンセプトに“異彩解放”を掲げる

 最新のe:HEVモデルをメインに、年内の日本発売を予定する新型SUVのZR-V。その登場に、期待が高まる。

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