BMWの人気コンパクトSUVのX1に48Vマイルドハイブリッドシステムを組み込んだ2.0Lディーゼルエンジンを搭載する「xDrive20d」を追加。WLTCモード燃費はセグメント最上レベルの19.5km/リットルを実現。グレードはxLineとM Sportを設定
BMWジャパンは2023年5月26日、プレミアムコンパクトSAVのX1(U11)にディーゼルエンジン搭載車の「xDrive20d」を追加し、同日より販売を開始した。ユーザーへの納車は本年6月からを予定している。
車種展開は以下の通り。
X1 xDrive20d xLine:606万円
X1 xDrive20d M Sport:606万円
注目のパワートレインは、X1初設定の1995cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルツインパワーターボエンジン(最高出力150ps/4000rpm、最大トルク360Nm/1500~2500rpm)+電気モーター(最高出力14kW/5000rom、最大トルク55Nm/0~2000rpm)+リチウムイオンバッテリー+電子制御式7速DCTで構成する48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。駆動機構にはインテリジェント4輪駆動システムのxDriveを採用し、燃費性能はWLTCモードでセグメント最上レベルの19.5km/リットルを実現した。
内外装のアレンジは本年2月に日本デビューを果たした既存の第3世代X1と基本的に共通で、エクステリアはBMWの新しいデザインコンセプトを導入してスポーティかつエレガントなスタイリングに仕立てるとともに、xLineにはパールクロームフレーム&バーのキドニーグリルやサテンアルミニウムラインエクステリア、サテンアルミニウムルーフレール、7.5J×18アロイホイール・スタースポーク・スタイリング865+225/55R18タイヤを、M Sportにはクロームフレーム&ハイグロスブラック/サテンアルミニウムバーのキドニーグリルやMハイグロスシャドーラインエクステリア、Mハイグロスシャドーラインルーフレール、7.5J×18Mライトアロイホイール・ダブルスポーク・スタイリング838Mバイカラー(ダークグレー)+225/55R18タイヤを装備する。
一方、インテリアは10.25インチのマルチディスプレイメーターパネルと10.7インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を1つのユニットにまとめたBMWカーブドディスプレイ、HDDナビゲーションシステム(VICS3メディア対応)、BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)で構成するBMWライブコックピットを配し、合わせてシフトレバーを省いてセンターアームレストに操作系をすべて収める最新世代の操作エレメントを採用して、先進性を主張するとともに機能性および視認性を高めたキャビン空間を創出。また、ワイヤレスチャージングやハンズフリーテレフォンシステム、ITSスポット対応DSRC車載器(ルームミラー内蔵、ETC機能付)、アンビエントライト、ストレージパッケージ(12V電源ソケット/Type-C対応USBソケット/シートバック収納/収納ネット)、スルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)などを標準で装備する。さらに、xLineにはマルチファンクションスポーツレザーステアリングホイールやパーフォレーテッドセンサテック表皮シート、ハイグロスブラックインテリアトリムなどを、M SportにはマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールや前席スポーツシート、アルカンタラ/センサテックコンビネーション表皮シート、Mアルミニウムヘキサキューブダークインテリアトリム、Mアンソラジットルーフライニングなどを採用した。
先進安全運転支援システムも充実しており、高性能カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって精度と正確性が向上した最新のドライビングアシストプロフェッショナル(ストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロール/ステアリング&レーンコントロールアシスト/レーンディパーチャーウォーニング/レーンチェンジウォーニング/クロストラフィックウォーニング・リア/衝突回避・被害軽減ブレーキなど)や、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)、DTC(ダイナミックトラクションコントロール)、パーキングアシストプラス、BMWヘッドアップディスプレイなどを標準装備。また、コネクテッド機構としてBMWコネクテッドドライブ・プロフェッショナルやBMWインテリジェントパーソナルアシスタントなどを組み込んでいる。