日産が東京オートサロン2022などに出展した「キャラバンMYROOM CONCEPT」を、「キャラバンMYROOM」として今年度内に市販化すると予告。合わせて3点の先行画像を公開
日産自動車は2023年5月29日、車中泊のコンセプトカーである「キャラバンMYROOM CONCEPT」を「キャラバン MYROOM」として市販化し、今年度内に発売すると発表した。
「キャラバンMYROOM CONCEPT」は、今年で誕生50周年を迎えた「キャラバン」での車中泊を提案するコンセプトカーで、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んでリラックスできるというテーマのもと、様々な憩いのスタイルを楽しめるクルマとして開発する。東京オートサロン2022に初出展以降、各種展示会にて披露され、来場者からの市販化の要望が多く聞かれた。この声を重視した日産は「キャラバン MYROOM CONCEPT」の市販化を決定し、「キャラバンMYROOM」の名で今年度内に発売予定とアナウンスした。
今回公開された先行画像では、リアガラスに装着した“MYROOM into the Nature”の文字を配する専用ロゴステッカー、フロントシート後方から荷室部にまで広がるベッド、LED照明を配した木目調のセンタールーフ、木目調のリアクォーターウィンドウ枠およびブラインド、リアガラスを覆う白いカーテンなどが確認できる。日産はキャラバンMYROOMの内装に関して、コンセプトカーに限りなく近い形を維持すると公表。また、日常の延長線上で居心地の良さを求めるユーザーに向けて、木目をふんだんに使うことで“クルマの内装感”を徹底的に消し、シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣を実現したという。また、機能面ではユーザーの声を受け、使いやすさのさらなる向上を果たしているそうだ。