三菱自動車がインドネシアで本年8月に開催される第30回インドネシア国際オートショーにおいて新型コンパクトSUVを出展すると発表。ヤマハと共同開発した新オーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」を初搭載
三菱自動車は2023年5月31日、インドネシアで本年8月10日から20日にかけて開催される第30回インドネシア国際オートショー(The 30th GAIKINDO Indonesia International Auto Show)において、新型コンパクトSUVを世界初披露すると発表。合わせて、3点の先行画像を公開した。
新型コンパクトSUVは、三菱自動車の中核市場の1つであるアセアン地域に投入する新世代SUVの第1弾に位置する。三菱自動車が長年培ってきたクルマづくりのノウハウを注ぎ込み、スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザイン、運転のしやすさや多彩な収納スペースによる実用性、広々とした居住空間による快適性などを特長としている。さらに、アセアン地域の路面環境でチューニングを繰り返すことで、荒れた路面や激しい降雨でも安全・安心の走破性を実現したという。先行公開されたフロントビューの画像を見ると、新デザインのLEDヘッドランプおよびデイタイムランプや、進化したダイナミックシールドの一部が見て取れる。ボンネットやフロントフェンダーなども、SUVらしい力感あふれる造形を採用しているようだ。
新型コンパクトSUVでは、安全・安心なドライブをいっそう快適にする装備として、ヤマハと共同開発した新オーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」の初搭載もアナウンスする。楽器・音響メーカーであるヤマハと三菱自動車は、互いのものづくりの考え方に共感して、タッグを組んで本システムを企画。新型コンパクトSUVの室内音響特性に合わせて専用チューニングしたオーディオシステムは、高品質で臨場感のあるサウンドを奏で、ドライバーはもちろん、乗る人全員がワクワクする、より快適で楽しいドライブ体験を提供するという。
新型コンパクトSUVの日本への導入などは、今のところ正式なアナウンスはない。現在の日本市場における三菱車のラインアップにコンパクトSUVは未設定なだけに、三菱自動車のグローバル工順における英断に期待したいところだ。