日本市場におけるレンジローバーの2024年モデルの予約受注がスタート。パワートレインのバージョンアップやSV BESPOKEサービスの導入、機能装備の拡充などを実施してラグジュアリーSUVとしての訴求力をアップ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2023年5月31日、レンジローバーの2024年モデルの予約受注を開始した。
車種展開は以下の通り。
■3リットル直列6気筒INGENIUMディーセルターボエンジン(MHEV)搭載車
SE D300(SWB):1747万円
HSE D300(SWB):1866万円
オートバイオグラフィD300(SWB):2099万円
■3リットル直列6気筒INGENIUMディーセルターボエンジン+105kW電動モーター(PHEV)搭載車
SE P550e(SWB):1991万円
HSE P550e(SWB):2108万円
オートバイオグラフィP550e(SWB):2330万円
SV P550e(SWB):2637万円
■4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジン(MHEV)/530ps搭載車
HSE P530(SWB):2167万円
HSE P530(LWB):2220万円
HSE P530(LWB/3列シート7名乗り):2241万円
オートバイオグラフィP530(SWB):2412万円
オートバイオグラフィP530(LWB):2455万円
オートバイオグラフィP530(LWB/3列シート7名乗り):2416万円
■4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジン(MHEV)/615ps搭載車
SV P615(SWB):2858万円
SV P615(LWB):3171万円
※SWB=スタンダードホイールベース(2997mm)/LWB=ロングホイールベース(3197mm)
レンジローバーの2024年モデルは、パワートレインのアップグレードやSV BESPOKEサービスの導入、機能装備の拡充などを実施してラグジュアリーSUVとしての魅力度をいっそう高めたことが特徴である。
まずパワートレインでは、PHEV(プラグインハブリッド)の2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン+105kW電動モーターのシステム総出力を従来の375kW[510ps]/700Nmから404.5kW[550ps]/800Nmへと向上させ、グレード名も従来のP510eからP550eへと刷新する。また、P530に搭載する4395cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインスクロールターボエンジン(530ps/750Nm)にMHEV(マイルフドハイブリッド)テクノロジーを組み合わせて効率性を高め、さらにSVグレードの最高出力を615psに引き上げて、グレード名をP615とした。D300に採用するMHEVの2997cc直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(300ps/650Nm)は、基本的に従来を踏襲している。
一方で機能装備の面では、センターコンソールに配置していたエアコンダイヤルやオーディオボリュームスイッチ類を「Pivi Pro」内に統合して、より洗練されたインテリアデザインを創出。また、全モデルにクルマへの乗り降りをスムースにする電動ディプロイアブルサイドステップを標準装備する。さらに、オフロードでも安心感に満ちたドライビングをアシストするアダプティブオフロードクルーズコントロールを標準で組み込んだ(D300除く)。そして、SV BESPOKEステアリングホイール(ウッド&レザー)をオートバイオグラフィとSVに標準で装備するとともに、SV550eには4ゾーンクライメートコントロールを標準で採用した。
オートバイオグラフィとSVグレードを対象に、SV BESPOKEサービスを新たに導入したことも、2024年モデルのトピックだ。ユーザーが自分だけの1台を創り上げることができる究極のパーソナライゼーションサービスであるSV BESPOKEは、膨大な種類のカラー、テーマ、SV専用オプション、素材、ベニア、フィニッシャー、カスタマイズ、パーソナライゼーションなど、7つのステップからなる独自のプロセスを採用。インテリアの仕様は最大で391種類を用意する。また、エクステリアカラーには230色のSV BESPOKEペイントパレットを設定し、さらにSV BESPOKE MATCH TO SAMPLEペイントサービスでオリジナルカラーを作ることも可能としている。