Stellantis(ステランティス)ジャパンは2022年6月28日、プラグインハイブリッドSUVのジープ・レネゲード4xeに特別仕様車の「レネゲード・アップランド4xe(Renegade Upland 4xe)」をラインアップし、7月9日より販売を開始すると発表した。車両価格は568万円の設定で、販売台数は200台の限定だ。
今回の特別仕様車は、通常モデルのリミテッド4xeをベースに、サステナブルかつファッション性に優れる数々の特別装備を採用したことが特徴である。
まず外装では、ボディカラーに澄んだ水面をイメージさせる専用色のアズーマッターメタリックを導入。ルーフカラーはブラックで仕立て、精悍かつ印象的な2トーンカラーを構成する。また、ブロンズアクセント付きのダークグレーグリルや専用のフードデカール、グロスブラック塗装のドアミラー、ブラック仕上げの“Jeep”バッジ、“THERE IS ONLY ONE EARTH”ドアデカール、グロスブラック17インチアルミホイール+235/55R17 3シーズンタイヤなどを特別装備して、スペシャル感を強調した。
内包するインテリアは、海洋廃棄物からリサイクルされたSEAQUALの専用糸を用いた、エコファブリック表皮のシートを採用したことがトピック。シートバックにはマリンスポーツを想起させる専用の装飾やJeepロゴの刺繍を配する。また、ブラックの内装カラーを基調に、エアコンの吹き出し口やスピーカーの周囲にはブロンズのアクセントを施した。
機能装備の面ではベース車のリミテッド4xeに準拠し、ヒーテッドステアリングホイールや8.4インチタッチパネル式オーディオナビゲーションシステム「Uconnect」、フルカラー7インチマルチビューディスプレイ、アクティブクルーズコントロールなどを標準で装備。また、先進安全運転支援システムとして、LaneSense車線逸脱警報プラスやParkSenseリアパークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラ、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクションなどを標準で組み込んでいる。
パワートレインはベース車のリミテッド4xeと共通で、最高出力131ps/最大トルク270Nmを発生する1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラーターボエンジンに電子制御6速AT、最高出力33.0kW/最大トルク53Nmを絞り出すフロントモーターと同94.0kW/250Nmを発揮するリアモーター、総電力量11.4kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーで構成する4×4システムの「eAWD」を採用。EV走行距離はWLTCモードで50km、ハイブリッド燃料消費率はWLTCモードで16.0km/リットルを実現した。
なお、レネゲード・アップランド4xeの成約者には、米国オレゴン州ポートランドのライフスタイルアウトドアブランド「POLeR」社とのコラボレーションにより製作した、サステナブルなキャンプチェア(2脚)とソフトマルチコンテナをプレゼント。キャンプチェアの収納バッグには、海洋プラスチック問題の1つである廃漁網のリサイクル素材を一部に用い、チェアをコンパクトに折り畳んで収納することが可能。また、ソフトマルチコンテナは内側と外側にターポリンを配して防水性を高め、クーラーボックスとしても使用できる。コンテナの肩掛けループ部には、やはり廃漁網のリサイクル素材を採用した。いずれの製品も、JeepとPOLeRのロゴを特別にあしらっている。