ホンダがインドでミッドサイズSUVの「エレベイト」を初公開

ホンダのグローバルカーで新世代のBセグメントSUVに位置する「エレベイト」がワールドプレミア。“Urban Freestyler”をグランドコンセプトに、スタイリッシュで存在感あふれるエクステリアや、上質かつ機能性に富むインテリアを採用。パワートレインには1.5L・i-VTECガソリンエンジンを搭載

 ホンダのインド法人であるホンダ・カーズ・インディア(Honda Cars India)は2023年6月6日(現地時間)、新型SUVの「エレベイト(ELEVATE)」を初公開し、7月よりインド市場において販売を開始すると発表した。

▲ホンダがインドでミッドサイズSUVの「エレベイト」を発表。開発はホンダR&Dアジアパシフィックが担当し、生産はインドのラジャスタン州に居を構えるタプカラ工場で実施する

▲ホンダがインドでミッドサイズSUVの「エレベイト」を発表。開発はホンダR&Dアジアパシフィックが担当し、生産はインドのラジャスタン州に居を構えるタプカラ工場で実施する

 

 新世代のBセグメントSUVとなる新型エレベイトは、新興国向けのコンパクトSUVである2代目WR-Vより1クラス大きく、また日本仕様のヴェゼルと同クラスの車格に仕立てた、ホンダの国際戦略車に位置する。開発はホンダR&Dアジアパシフィックが担当し、グランドコンセプトには“Urban Freestyler”を標榜。ホンダならではのパッションを表現した新進のSUVデザインや機能性に富むインテリア、先進の安全運転支援システムなどを採用している。

▲新型エレベイトはホンダのグローバルカーで新世代のBセグメントSUVに位置。グランドコンセプトには“Urban Freestyler”を掲げる

▲新型エレベイトはホンダのグローバルカーで新世代のBセグメントSUVに位置。グランドコンセプトには“Urban Freestyler”を掲げる

 

 エクステリアは“Bold and Masculine”をテーマに、スタイリッシュで存在感あふれるルックスを創出する。フロントマスクはブラックアウトした大型の八角形グリルにシャープな造形のLEDヘッドライトを配し、合わせて厚みのあるバンパーやシルバー加飾のアンダーパネルを装備して、精悍かつ印象的なマスクを表現。一方でサイドビューは、キャビン部を効果的に守るとともに見た目の力強さも演出するハイグラビティホリゾンタルベルトラインや垂直基調の前後端ライン、ブラックのフェンダーアーチおよびサイドアンダーパネルなどによって、クリーンで安定感のあるプロポーションを具現化する。足もとには、ダイヤモンドカットを施して2トーンフィニッシュに仕上げた17インチアロイホイールを装着した。そしてリアセクションは、安定感のある台形フォルムを基調にデュアルタイプのコンビネーションランプや左右のコンビランプを繋ぐガーニッシュ、ラウンディッシュなリアガラス、前部と同色で仕立てたアンダーパネルなどを装備して、都会的でシックな後ろ姿に仕立てる。ボディサイズは全長4312×全幅1790×全高1650mm、ホイールベース2650mmに設定。グランドクリアランスは220mmを確保した。

▲エクステリアは“Bold and Masculine”をテーマに、スタイリッシュで存在感あふれるルックスに仕立てる

▲エクステリアは“Bold and Masculine”をテーマに、スタイリッシュで存在感あふれるルックスに仕立てる

▲シャープな造形のLEDヘッドライトを採用

▲シャープな造形のLEDヘッドライトを採用

▲ボディサイズは全長4312×全幅1790×全高1650mm/ホイールベース2650mmに設定

▲ボディサイズは全長4312×全幅1790×全高1650mm/ホイールベース2650mmに設定

 

 内包するインテリアは“Progressive and Protective”をテーマにデザインする。インパネは横方向の広がりが感じられ、合わせて良好な前方視界を確保した水平基調で構成。ここに専用アレンジのデコラクティブパネルや、シート表皮と統一感を持たせたパネル下部およびドアトリムを採用して、居心地がよくかつ上質なコクピットに仕上げる。また、多様な情報見やすく表示するフルカラーの7インチTFTマルチインフォメーションメーターディスプレイや、Apple CarPlay/Android Auto対応でフローティングタイプの10.25インチLCDタッチスクリーンセンターディスプレイといった先進機構を装備した。

▲インテリアは“Progressive and Protective”をテーマにデザイン。インパネは横方向の広がりが感じられ、合わせて良好な前方視界を確保した水平基調で構成

▲インテリアは“Progressive and Protective”をテーマにデザイン。インパネは横方向の広がりが感じられ、合わせて良好な前方視界を確保した水平基調で構成

▲Apple CarPlay/Android Auto対応でフローティングタイプの10.25インチLCDタッチスクリーンセンターディスプレイを配備

▲Apple CarPlay/Android Auto対応でフローティングタイプの10.25インチLCDタッチスクリーンセンターディスプレイを配備

 

 キャビン空間自体は、ロングホイールベースを活かした広い居住スペースに、ラグジュアリーで快適なフロントコンフォートシートと、格納式アームレストを組み込んだ分割可倒式リアシートを配備。ラゲッジ容量は全席使用時でクラストップレベルの458リットルを確保した。

▲ラグジュアリーで快適なフロントコンフォートシートと格納式アームレストを組み込んだ分割可倒式リアシートを配備

▲ラグジュアリーで快適なフロントコンフォートシートと格納式アームレストを組み込んだ分割可倒式リアシートを配備

▲ラゲッジ容量は全席使用時でクラストップレベルの458リットルを確保

▲ラゲッジ容量は全席使用時でクラストップレベルの458リットルを確保

 

 パワートレインに関しては、最高出力121ps/最大トルク145Nmを発生する1.5リットル直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンを搭載。トランスミッションにはCVTまたは6速MTを組み合わせ、前輪を駆動する。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準で装備した。

▲最高出力121ps/最大トルク145Nmを発生する1.5リットル直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンを搭載

▲最高出力121ps/最大トルク145Nmを発生する1.5リットル直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンを搭載

▲ワイドアングルのカメラを組み込んだ安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を採用

▲ワイドアングルのカメラを組み込んだ安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を採用

 

 なお、ホンダは今回発表したエレベイトをベースとする電気自動車を、3年以内にインド市場に導入すると予告している。

 

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