ボルボ・カー・ジャパンは6月11日、ミッドサイズクロスオーバー車のV60クロスカントリーの一部仕様変更を実施し、同日より発売した。車両価格はV60クロスカントリーT5・AWDが549万円、V60クロスカントリーT5・AWDプロが649万円に設定する。
▲ボルボ・V60クロスカントリーT5・AWD 価格:8SAT549万円 全長4785×全幅1895×全高1505mm 車重1810kg パワートレインは1968cc直4DOHC16V直噴ターボエンジン(254ps)+電子制御8速ATギアトロニックを搭載 T5・AWDは新たに「360°ビューカメラ」を標準で装備した
今回の仕様変更では、これまで上級グレードのT5・AWDプロに標準装備していた「360°ビューカメラ」をベースグレードのT5・AWDにも標準装備したことが特徴。「360°ビューカメラ」は、車両の周囲に装着する4個のカメラを使用して真上から見下ろしている映像を作成し、センターディスプレイに表示する仕組み。これにより、自車と周囲との位置関係をひと目で確認することができ、障害物の有無などの周辺状況を把握しやすくなる。リバースギアにシフトすることで、センターディスプレイに360°ビューの映像を表示できるほか、ステアリングホイールの操作に応じて自車の予想進路をガイドラインで案内するリアビューカメラの映像を表示することも可能だ。
また、今回の仕様変更では後方の死角から近づく車両を知らせる運転支援機能「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」に、ステアリングアシスト機能を追加する。これは、車線変更や自車線からの逸脱により隣接車線の後方を走行する車両と衝突する危険が生じた場合、ステアリングを修正し、衝突回避をアシストする機構だ。さらに、車線を維持するためにステアリングを穏やかに自動修正して車線の中央を保持できるよう支援する「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」にステアリングホイールの微振動により運転者に一時解除を知らせる新機能を追加するなど、安全性能にいっそうの磨きをかけている。