ルノーがSUVクーペのスタイルを纏ったフルハイブリッドモデルのアルカナE-TECHに特別仕様車の「アントラクトE-TECHフルハイブリッド」を設定。クロームパーツの煌めきやシックなブラックルーフ、専用アレンジのダッシュボード、レザー調×ファブリックコンビシートなどを採用して上質かつエレガントな内外装に仕立てる
ルノー・ジャポンは2023年6月30日、SUVクーペのアルカナに特別仕様車の「アントラクトE-TECHフルハイブリッド(ENTRACTE E-TECH FULL HYBRID)」をラインアップし、同日より販売を開始した。車両価格は438万円に設定する。なお、アントラクト(ENTRACTE)はオペラの幕間に流れる間奏曲を意味。間奏曲が流れる時間に観客は劇場のバーやホワイエに集って舞台について語り合いながら開演を待つ優雅なひと時を過ごすのだが、この優雅なイメージをエレガントで上質な内外装に仕立てた今回の特別仕様車に重ね合わせている。
新設定のアントラクトE-TECHフルハイブリッドは、通常モデルのアルカナE-TECHと同様、H4M型1597cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジン(最高出力94ps/5600rpm、最大トルク148Nm/3600rpm)+5DH型駆動用E-モーター(36kW/1677~6000rpm、最大トルク205Nm/200~1677rpm)+3DA型サブモーターHSG(最高出力15kW/2865~1万rpm、最大トルク50Nm/200~2865rpm)+リチウムイオンバッテリー(総電力量1.2kWh)+電子制御ドッグクラッチ マルチモードATで構成するフルハイブリッドシステムを搭載したうえで、より上質でエレガントな新意匠の内外装デザインを採用して、ダイナミッククーペSUVとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。
外装に関しては、専用デザインのフロントアンダーグリルやブラックルーフ、クロームウィンドウモールフィニッシャー、クロームサイドアクセント、クロームサイドプロテクションモールフィニッシャー、新デザインE-TECHバッジ(黒地)を特別装備。足もとには18インチアロイホイール“Pasadena”(タイヤサイズは215/55R18)を組み込む。ボディカラーはブランペルレM、ルージュフラムM、ブルーザンジバルM、ノワールメタルMの4色を設定した。
内装については、専用デザインのダッシュボードパネルやドアトリム、レザー調×ファブリックコンビ表皮のシート、ライトグレーの専用ルーフライナーなどを特別装備。また、機能装備として10.2インチフルデジタルインストルメントパネルや7インチマルチメディアEASY LINK(スマートフォン用ミラーリング機能)、ARKAMYSサウンドプロセッサー付オーディオ+6スピーカー、スマートフォンワイヤレスチャージャーなどを標準で採用している。