DSオートモビルがフランスのオートクチュールの息吹を同ブランドの製品に吹き込んだ新シリーズの「DS COLLECTIONモデル」を設定。その第1弾となる2023コレクションの特別限定モデル「DS7 Esprit de Voyage」と「DS4 Esprit de Voyage」を日本で発売
Stellantisジャパンは2023年7月4日、DSオートモビルのラインアップにファッション業界からインスピレーションを得た特別仕様車シリーズの「DS COLLECTIONモデル」を新たに設定し、その第1弾として「DS7 Esprit de Voyage(DS7エスプリ・ド・ヴォヤージュ)」を本年7月15日より、「DS4 Esprit de Voyage(DS4エスプリ・ド・ヴォヤージュ)」を本年7月22日より日本で発売すると発表した。
車種展開および車両価格は以下の通り。
■DS7 Esprit de Voyage
DS7 Esprit de Voyage E-TENSE:796万円(販売台数40台)
■DS4 Esprit de Voyage
DS4 Esprit de Voyage PureTech:542万9000円(販売台数50台)
DS4 Esprit de Voyage BlueHDi:563万5000円(販売台数50台)
DS4 Esprit de Voyage E-TENSE:669万6000円(販売台数40台)
新設定のDS COLLECTIONモデルは、フランスの名高いファッションブランドが新作を発表するコレクションから着想を得て、フランスのオートクチュール(高級仕立て服)の息吹をDSの製品群に吹き込み、サヴォア・フェール(匠の技)をいっそう際立たせる新シリーズとして展開。年に1度、全モデル共通のテーマで仕立てた特別仕様車としてラインアップしていく計画だ。
2023年のテーマは、「Esprit de Voyage=感性豊かな旅の精神」。通常モデルのフラッグシップSUVのDS7と、新世代CセグメントハッチバックのDS4をベースに、Esprit de Voyageを表した専用シグネチャーを配する専用パーツや華やかで明るい室内空間、細部まで吟味した特別な意匠を採用してDSの個性と上質感をより高めるとともに、乗り手の心に響く旅へと誘うアレンジを具現化した。
まずはDS7 Esprit de Voyageの特徴から紹介していこう。
エクステリアでは、DSデザインスタジオの拠点であるパリから広がる旅路を、エアロダイナミクスと躍動感とともに表現した専用シグネチャーをレザー加工で刻印した専用ドアミラーや、同じく専用シグネチャーと“ESPRIT DE VOYAGE”のロゴを入れた専用バッジを特別装備。ほかに、シャイニーブラックのDSウイングやシャイニーブラックのサイドウィンドウモール&ルーフレール、ダイヤモンドカットのフルLEDテールライト、パノラミックサンルーフなどを配備する。足もとにはダイヤモンドカット加工を施した5ツインスポーク19インチアロイホイール“BEAUNE(ボーヌ)”(タイヤサイズは235/50R19)を装着。ボディカラーにはクリスタルパールを纏った。
内装については、専用のパールグレーのレザーシートやダッシュボード&ドアトリムにブラックを組み合わせた2トーンインテリアを採用。専用アレンジのフロアマットも設置する。また、助手席側のダッシュボードには専用シグネチャーを刻印し、さらにフロントドアのステップガードには専用シグネチャーと“ESPRIT DE VOYAGE”のロゴを入れた。コネクテッド機能を備えた最新のインフォテインメントシステム「DS IRIS システム」も標準で組み込んでいる。
パワートレインに関しては、排出ガス発散防止およびソフトウェア改良を図った“PureTech”1598cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(200ps/300Nm)+フロントモーター(81kW/320Nm)+リアモーター(83kW/166Nm)という総出力300ps/520Nmの動力源に、総電力量を13.2kWhから14.2kWhへと引き上げたリチウムイオンバッテリーとオンボードチャージャー+DC/DCコンバーター、トルクコンバーターに代わり湿式多板クラッチを配したe-EAT8(電子制御8速AT)を組み合わせて電動4×4システムを構成したプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載。燃料消費率はWLTCモードで15.8km/リットルに向上し、またEV走行換算距離はWLTCモードで77kmにまで伸長した。
DS4 Esprit de Voyageの特徴に話を移そう。
エクステリアについては、専用シグネチャーをレザー加工で刻印した専用ドアミラーを特別装備。また、シャイニーブラックのDSウイングやシャイニーブラックのサイドウィンドウモール、3DのLEDテールライト、スライディングガラスサンルーフなども配備する。足もとにはダイヤモンドカット加工とアンスラサイトグレーのコントラストが際立つ19インチアロイホイール“CANNES(カンヌ)”(タイヤサイズは205/55R19)を装着。ボディカラーにはクリスタルパールを採用した。
内装に関しては、明るいペブルグレーのレザーシートに、グラナイトグレーのナッパレザーを纏ったダッシュボードおよびドアトリムを組み合わせた専用2トーンインテリアを採用。専用アレンジのフロアマットも設置する。また、助手席側のダッシュボードには専用シグネチャーを刻印し、さらにフロントドアのステップガードには専用シグネチャーと“ESPRIT DE VOYAGE”のロゴを入れる。コネクテッド機能を備えた最新のインフォテインメントシステム「DS IRIS システム」も標準で組み込んだ。
パワートレインには、“PureTech”1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(130ps/230Nm)+EAT8(電子制御8速AT)、“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/300Nm)+EAT8(電子制御8速AT)の内燃機関と、“PureTech”1598cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(180ps/250Nm)にフロントモーター(81kW/320Nm)を組み合わせてシステム総出力225ps/360Nmを発揮し、リアトランク下にリチウムイオンバッテリー(総電力量12.4kWh)を配して、トランスミッションにはe-EAT8(電子制御8速AT)を組み込んだプラグインハイブリッドのE-TENSEを設定する。
なお、DSオートモビルは今後、Esprit de Voyageを他モデルにも展開すると予告している。