三菱自動車が現地時間7月26日午前10時にタイでワールドプレミアを飾る新世代1トンピックアップトラック「トライトン」の追加情報と画像を公開。新設計のラダーフレームとサスペンション、新開発のディーセルターボエンジンを採用して、より優れたパフォーマンスを発揮
三菱自動車は2023年7月10日、タイにおいて7月26日に世界初披露する1トンピックアップトラックの新型トライトン(TRITON、一部の国・地域ではL200として販売)の追加情報および画像を先行公開した。
三菱自動車の国際戦略車の1台に位置するトライトンは、優れた耐久性、堅牢性、走破性に加えて、プライベートユースで求められる快適性・乗り心地の良さを実現し、アセアン、オセアニア、中南米、中近東、アフリカなどで好評を博してきた。6代目となる新型は、本年6月20日にタイにおいて現地時間7月26日午前10時(日本時間正午)に世界初披露するとアナウンス。また、特設サイトにてライブ配信すると予告する。合わせて、フロント3:7、正面、真後、真横のシルエット画像と、カモフラージュしたテスト車両の走行シーンなどの動画を公開した。
今回の発表では、メカニズム関連の追加情報が披露される。まず基本骨格には、新開発のラダーフレームを採用。ここに、新設計のダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションと、リーフスプリング式リアサスペンションを組み込み、優れた走破性と良好な乗り心地を高次元で両立させる。一方、パワーユニットには新開発のディーゼルターボエンジンを搭載。摩擦損失を大幅に低減して環境性能を向上するとともに、さらなる高出力化を実現しているという。画像から推測すると、エンジンレイアウトは直列4気筒で、ヘッドにはDOHCを採用しているものと思われる。ターボの取り回しを見ると、インタークーラーも組み合わされる模様だ。三菱のエンジンらしく、ブロックは相当に頑強そうである。
三菱自動車の増田義樹チーフプロダクトスペシャリストは「新型トライトンは約9年ぶりのフルモデルチェンジにあたり、エンジン・サスペンション・内外装をすべて刷新し、走行性能、快適性、安全性などが大幅に進化しています。また、過酷な環境で働くクルマとしての要求に応えるよう、様々なユーザーの使用環境やニーズをインタビューし、開発試験を繰り返してきました。レジャーユースから商用ユースまで世界中のすべてのユーザーにご満足いただけるクルマに仕上がっています。間もなく発表される新型トライトンに、ぜひご期待ください」とコメントしている。