【CD取材ノート】なぜ、イタリアにばかり魅力的なメーカーが揃っているのか、と羨ましかった!by 岡本幸一郎

イタリア車になかなか触れる機会のなかった岡本幸一郎氏が、強烈な衝撃を受けた体験はスーパーカーを一堂に集めた取材会。特にフェラーリF40の荒ぶる走りは感動したという

イタリア車になかなか触れる機会のなかった岡本幸一郎氏が、強烈な衝撃を受けた体験はスーパーカーを一堂に集めた取材会。特にフェラーリF40の荒ぶる走りは感動したという

スーパーカー世代のボクを熱くした魅惑のイタリア車たち

 イタリア車といえば、50代半ばの筆者がまず想起するのは、なんといってもスーパーカーブーム。ランボルギーニ、フェラーリ、マセラティにデ・トマソ、さらにはアルファロメオ、ランチアと、どうしてイタリアにばかりこんなに魅力的なメーカーが揃っているのかと、うらやましくてしょうがなかった。そして、大人になったらイタリア生まれのスーパーカーに絶対に乗ってやると誓ったもの。だが、結局これまでイタリア車を所有したことはない。

512TR

ディアブロ

 若い頃は周囲にイタリア車を所有している友人がいなかった。だからなかなかイタリア車に触れる機会がなかったのだが、この業界に入っていきなり、フェラーリF40/512TR、ランボルギーニ・ディアブロを中心に何台かのスーパーカーを集めた企画の取材があった。新人が運転させてもらえるはずもなかったが、全開の走りを助手席で味わえただけでも幸せを感じたものだ

クーペフィアット

ランチア

 自分で初めてイタリア車を運転したのは、たしかクーペ・フィアットだと記憶している。ユニークなデザインと、とっても元気なターボエンジンが印象的で、いわゆるジャジャ馬のような感じだった。けれど、乗るとハイな気分になれて本当に楽しかった。その後、順番はどちらが先かよく覚えていないけれど、ランチア・デルタ・インテグラーレとアルファロメオ155に乗る機会があった。お互い相通じるドライビングプレジ分かった気がした。

【プロフィール】
岡本幸一郎(おかもとこういちろう)/1968年、富山県生まれ。幼少期にクルマに目覚め、小学校1年生で街を走るクルマの車名すべて言い当てるほどになる。大学卒業後、自動車専門誌の編集などを経てフリーランスへ。AJAJ会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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