アルピーヌA110の高性能バージョン「A110S」の日本導入が決定。時期は2020年前半の見込み

アルピーヌA110の高性能版となる「A110S」を2020年前半に日本に導入する予定と発表!

 アルピーヌ・ジャポンは617日、本国フランスで613日に発表された「アルピーヌ A110S」を、2020年前半を目途に日本に導入する予定だとアナウンスした。

A110S 1.jpg▲アルピーヌA110S 全長4180×全幅1798×全高1248mm ホイールベースは2419mm 車重1114kg パワーウェイトレシオは標準モデルの4.3kg/psに対してA110S3.8kg/psに向上 性能面では0100km/h加速4.4秒/最高速度260km/hと公表される 沢仕上げのカーボンファイバールーフをオプションで用意(写真右)

 アルピーヌA110Sは、ミッドシップ2シータースポーツの「アルピーヌA110」シリーズのトップモデルに位置する高性能バージョンだ。搭載エンジンは標準モデル用の1798cc4DOHC16V直噴ターボエンジン(252ps32.6kgm)をベースに、ターボチャージャーのブースト圧を0.4bar高め、最高出力は40psアップの292ps/6400rpmを発生。最大トルク値の32.6kgm320Nm)は変わらないが、20006400rpmという幅広い回転域で絞り出す。組み合わせる変速機には、専用セッティングのゲトラグ製7速デュアルクラッチトランスミッション(7DCT)を採用。公表された性能は、標準モデルの0100km/h加速4.5秒/最高速度250km/hに対し、同4.4秒/260km/hへとアップした。

A110S 2.jpg▲サスペンションには標準モデル比で50%ほど固めに設定したスプリングとそれに最適化させたダンパーを採用 トラックモードでの安定性を引き上げたESCシステムも装備する 車高は標準モデル比で4mmローダウン化した

 シャシー面の強化も図り、サスペンションには標準比で50%ほど固めに設定したスプリングと、それに最適化させたダンパー、ハードセッティングのアンチロールバーを装備。トラックモードでの安定性を引き上げたESCシステムも装備する。車高は標準比で4mmローダウン化した。装着タイヤは専用チューニングを施した前215/40R18サイズ、後245/40R18サイズのミシュランPILOT SPORT 4で、ダークフィニッシュ仕上げの「GT Race」ホイールと組み合わせる。また、制動機構には大容量ブレーキおよびブレンボ製キャリパーを採用した。

A110S 3.jpg▲ミッドシップ搭載のエンジンは標準モデル用の1798cc4DOHC16V直噴ターボエンジンをベースにターボチャージャーのブースト圧を0.4bar高める 最高出力は標準比40psアップの292ps/6400rpmを発生

 内外装の演出面では、オレンジカラーのアクセントを加えたことが特徴だ。エクステリアではブレーキキャリパーやリアピラー貼付のフラッグディテールなどに、インテリアではステアリングホイールのトップのマーキングやステッチ類などに同カラーを採用し、スペシャル感を盛り上げている。

A110S 4.jpg▲ステアリングホイールのトップのマーキングやステッチ類などにオレンジカラーを採用 ペダルとフットレストは軽量素材のアルミ製

 オプションアイテムも要注目。標準ルーフ比で約1.9kg軽い光沢仕上げのカーボンファイバールーフFUCHS(フックス)製の鍛造アロイホイール、カーボンファイバー仕立てのサSabelt(サベルト)製シートなど、魅力的なアイテムを豊富に設定している。

 アルピーヌA110Sの欧州市場での車両価格は66500ユーロ(約811万円)~で、予約受注はすでに開始。納車は年末を予定する。日本市場では前述の通り2020年前半を目途に導入を始める予定。車両価格や予約受注の方法などは、後日発表される見込みだ。

SNSでフォローする