令和の名車:VWゴルフGTI
VWゴルフGTI 価格:6SMT 409万9000円 現行GTIは7thモデル 2017年5月のマイナーチェンジで各部を改良 先進安全・運転支援デバイス充実 2019年の秋に次期モデルの登場がウワサされるが現行型の完成度は抜群に高い
現行7thモデルは史上最高のゴルフ!
ボクのゴルフ・ファン歴は長い。1stモデルが登場して以来のファンだ。1stモデルの姿はいまでも「最高だ」と思っている。中でも「ブラックビューティ」と呼ばれた、赤のアクセントが鮮やかな黒のGTIは、ずっとヒーローであり続けている。
1st・GTIは日本未発売だった事情もあって買いそびれた。しかし2ndモデルのGTIは、日本の誰よりも早く購入した。
2nd・GTIが登場してすぐドイツに試乗に行ったのが決定打。FF車ではあり得ないほどの強烈なトラクション性能に一発でノックアウトされ、早々に「買う」と決めた。正規輸入が待ちきれず、特殊なルートから手に入れた。
基本的にゴルフ好きは変わらなかったが、3rdから5thまでの3世代には少し腰が引けた。
全体的な品質感は停滞していたし、走りにも強く引かれるものはなかった。ゴルフから徐々に心が離れはじめた。そんな状態にストップをかけたのが6thモデル。品質が大きく向上し、GTIは「本来あるべきパフォーマンス」を取り戻した。
現在の7thモデル(2017年5月のマイナーチェンジ後は7.5thとも呼ばれている)は「史上最高のゴルフ」だとボクは思っている。
ゴルフGTIの1stモデルは1976年デビュー 圧倒的なスピード性能でホットハッチというジャンルを開拓 現行7thモデルの走りは素晴らしい
最新モデルは「クールハッチ」という呼称が似合う
エクステリア、インテリアともに精度感は素晴らしい。走り味、乗り味の面でも文句なしといえるレベルを確保している。
身のこなしは正確で気持ちよく、乗り味はしなやかで上質。コンパクトハッチのイメージを超えたレベルにある。
ルックスさえ気に入れば、誰にでも勧められるし、勧めても、後で文句をいわれる心配はない。ボクはそう思っている。
現在のボクの愛車は7.5thモデルのGTI。とてもハッピーな日々を送っている。ボディカラーは白。LEDヘッドライトに加えられた赤の加飾が映えてカッコいい。
GTIのエンジンは2リッター直噴ターボ(TSI)で230㎰/350Nmを生み出す。レスポンスはいいし、低速からのトルクは野太いし、パワフルでもある。
6速DSGとのマッチングはいい。リラックスして流れに乗るようなときも、スポーツライクに走るようなときも、ドライバーの気持ちにピタリと寄り添ってくれる。
ホットハッチとは1st・GTIにつけられた呼び名だが、最新のGTIはホットハッチであると同時にクールハッチでもある。
どんな条件や要求にもピタリと応える懐の深さと洗練と走りは、ホットというよりクールといったほうがなじむ。ボクはゴルフGTIが断然気に入っている。
各部の作りは上質 インフォテイメント機能(op22万6800円)はナビをはじめ多彩な機能を集約 ハンドリングは正確で滑らか
GTIのシートはチェック柄ファブリック 座り心地がよくホールド性は高い 乗り心地は快適
VWゴルフGTI 寸法・重量:全長×全幅×全高4275×1800×1470㎜ ホイールベース2635㎜ 車重1380㎏ エンジン:1984㏄直4DOHC16Vターボ 230㎰/4700〜6200rpm 350Nm/1500〜4600rpm JC08モード燃費:14.8㎞/リッター サスペンション:フロント:ストラット/リア:4リンク 駆動方式:FF 乗車定員:5名
※2013年10月デビュー/2017年5月マイナーチェンジ(スペックは2019年5月現在)