BMWのミドルクラスSAV/SAC初のMモデルが待望の日本デビュー!

BMW X3X4に新開発の高性能ストレート6エンジンを搭載したMモデルが登場

 BMWジャパンは623日、ミドルクラスSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)のX3SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)のX4に初のハイパフォーマンスモデルとなる新型「X3 M」と「X4 M」を設定し、同日より予約受注を開始した。納車は9月以降を予定する。

X3M1.jpgBMW X3 Mコンペティション 価格:8SAT1368万円 搭載エンジンには510ps600Nmのパワー&トルクを発生する新開発の"S58"2992cc6DOHCMツインパワーターボユニットを採用

車種展開は以下の通り。

X3 M:1268万円
X3 Mコンペティション:1368万円
X4 M:1299万円
X4 Mコンペティション:1399万円

 新型X3 MX4 Mは、BMW M社がサーキット走行を念頭において開発したハイパフォーマンスモデルだ。搭載エンジンは新開発の"S58"2992cc6DOHCMツインパワーターボユニット。シリンダーヘッドのヘッドコアの成形型には3Dプリント技術を初めて採用し、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形を実施。さらなる軽量化を果たすとともに、クーラントダクトを自由に配置することで、より効率的な温度管理を実現する。また、高圧フューエルインジェクションの噴出圧力を従来の200barから350barにまで高め、空気と燃料の混合効率をいっそう向上させた。

X3M2.jpgX3 Mコンペティションのボディサイズは全長4730×全幅1895×全高1675mm ホイールベース2865mm 車重2030kg 装着するアロイホイールは21インチのツインスポーク765Mデザイン

X3M3.jpgMレザーステアリングやMスポーツシート、Mシフトレバー、M-specificの計器盤などを採用してスポーティ性および機能性を向上させる

 スペックに関しては、標準Mモデルが最高出力480ps353kW/6250rpm、最大トルク600Nm61.2kgm/26005600rpmを発生。また、ハイチューンドを施したM コンペティションは最高出力510ps375kW/6250rpm、最大トルク600Nm61.2kgm/26005950rpmを発揮する。

 組み合わせるトランスミッションには、ドライブロジック付きのMステップトロニック8速オートマチックを設定。駆動機構には、アクティブMディファレンシャルを組み込んだM xドライブのインテリジェント4輪駆動システムを採用した。

X4M1.jpgBMW X4 Mコンペティション 価格: 8SAT 1399万円 搭載エンジンはX3 Mコンペティションと共通 駆動機構にはアクティブMディファレンシャルを組み込んだM xドライブを採用する

 デザイン面については、X3およびX4をベースに、極限までアグレッシブかつスポーティなスタイルに仕立てて新世代Mモデルらしさを主張する。キドニーグリルにはMモデルを象徴するダブルバーを採用。また、サイドミラーには空力性能を向上させるダブルリッジ・デザインのMミラーを、サイドギルにはMロゴを装備した。さらに、Mコンペティションにはブラック基調のキドニーグリルやテールパイプ、ミラーキャップ、サイドギル、アロイホイールなどを設定し、よりコンペティティブなムードを演出している。

X4M2.jpgX4 Mコンペティションのボディサイズは全長4760×全幅1925×全高1620mm ホイールベース2865mm 車重2030kg ブラック基調のテールパイプやサイドギルなどを装備

X4M3.jpg▲ドライブロジック付きのMステップトロニック8速オートマチックトランスミッションを設定 日本仕様のハンドル位置は全モデルとも右

 インテリアに関しては、MレザーステアリングやMスポーツシート、Mシフトレバー、M-specificの計器盤などを採用してスポーティ性および機能性を向上。Mコンペティションには、ヘッドレストにイルミネーション付きのMエンブレムを内蔵するMマルチファンクションシートを標準で装備した。

X4M・X3M engine.jpg▲新開発の"S58"ユニットはシリンダーヘッドのヘッドコアの成形型に3Dプリント技術を初採用 従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形が可能となった

 安全・運転支援システムの設定にも抜かりはない。ルームミラー内にステレオカメラを内蔵し、さらにミリ波レーダーセンサーを前方に3基、後方に2基装備したドライビング・アシスト・プラスを採用。具体的には、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニングなどの機能を有する。また、最新のBMWコネクテッド・ドライブも標準で装備した。

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