FCAジャパンは6月27日、アバルト・ブランドの高性能スポーツハッチバックのアバルト595・コンペティツィオーネに、限定モデルの「アバルト595・コンペティツィオーネ・パフォーマンス・パッケージ3(Abarth 595 Competizione Performance Package Ⅲ)」を設定した。車両価格は406万円で、販売台数は右ハンドル仕様と左ハンドル仕様を各80台、計160台の限定だ。
▲アバルト595・コンペティツィオーネ・パフォーマンス・パッケージ3 価格:5MT406万円 全長3660×全幅1625×全高1505mm ホイールベース2300mm 車重1120kg 乗車定員4名 販売台数は右ハンドル仕様と左ハンドル仕様を各80台、計160台の限定
今回の限定モデルは、ドライビングの楽しみを向上させつつ、ルックスにもこだわった点が特徴である。ベース車は1368cc直列4気筒DOHC16Vインタークーラー付ターボエンジン(180ps)を搭載したアバルト595・コンペティツィオーネの5速MTモデルで、ここに専用ボディカラーのマットグレー「Grigio Opaco」を採用。同時に、リップスポイラーやドアミラーカバー、サイドストライプ、リアバンパーインサートなどにホワイトのアクセントカラーを導入した。
▲ボディカラーに専用色のマットグレー「Grigio Opaco」を採用 さらにリップスポイラーやドアミラーカバー、サイドストライプ、リアバンパーインサートにホワイトのアクセントカラーを取り入れた
足回りについては、まずシューズにブラック仕上げの17インチ12スポークアルミホイール+205/40R17タイヤを装着。また、通常はレッドとなるブレンボ製フロントブレーキキャリパーのカラーリングを特別にシルバー仕上げとし、モノトーン基調でまとめたエクステリアとの調和を図った。
▲Bacci Romano社製のメカニカルLSD(多板クラッチ式)を採用 スピーディかつ安定のあるコーナリングによってアグレッシブなスポーツドライビングを可能とする
パフォーマンス面でのハイライトは、アバルト史上最速を誇る「695ビポスト(695 Biposto)」にも組み込まれた機械式のリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)の搭載だ。コーナーからの立ち上がり時により効率的にパワーを路面へと伝達することが可能となり、ドライビングの楽しみをいっそう引き上げている。