スタイリングはクーペテイストを強調
▲新型BMW・X6(写真はM50i)
BMWは7月3日、ドイツで新型X6を発表した。
新型のボディサイズ(ドイツ仕様、以下同)は全長×全幅×全高4935×2004×1696㎜。ホイールベースは2975㎜。旧型比で26㎜長く、15㎜幅広く、6㎜低くなった。ホイールベースは42㎜拡大された。
BMWのXシリーズは「スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)」とメーカーが表現している。プレミアムセグメントのSUVが、クーペスタイルを意識したモデルが増えていく先駆けとなるモデルといえそうだ。X6のルーフはリアに向かって流れるようなラインを描き、クーペらしさを強調している。
グレード構成は
X6・M50i
( 4395cc・V8ターボ、最高出力は390kw(530ps)、最大トルクは750Nm)
X6・xドライブ40i
( 2998cc・直6ターボ、最高出力は250kw(340ps)、最大トルクは450Nm)
X6・M50d
( 2993cc・直6ディーゼルターボ、最高出力は294kw(400ps)、最大トルクは760Nm)
X6・xドライブ30d
( 2993cc・直6ディーゼルターボ、最高出力は195kw(265ps)、最大トルクは620Nm)
以上の4モデルを展開。
M50d用ディーゼルエンジンは4基のターボ(2基のハイプレッシャー用ターボと、2基のロープレッシャー用ターボ)を装着している。
トランスミッションは8速ステップトロニックを装備。駆動方式は4WDである。
新型はオプションで「イルミネーテッド・キドニーグリル」を設定した。キドニーグリルの内部に照明がともる仕組み。出発時にドアを開けたとき、到着してドアを閉めたときにキドニーグリル内部が明るくなる(任意でオン/オフが設定できる)。
ヘッドランプはLEDで、レーザーライトシステムを搭載。500m先まで照射できるライティング技術である。
X6の標準タイヤサイズは265/50R19。M50iとM50dはフロントが275/40R21、リアが315/35R21だ。セルフレベリング機構付きのエアサスを標準で装備する。
M50iの車重は2235kg(DIN)。加速性能は0〜100km/hを4.3秒でクリアし、最高速度は250km/h。
▲内部が点灯する「イルミネーテッド・キドニーグリル」
▲滑らかなルーフラインがクーペテイストをアピール(写真はM50i)
▲メーターは12.3インチの液晶タイプ