発売カウントダウン開始、新型ホンダe最新情報

都市型コンパクトEV、新型ホンダeは年内に欧州デビュー

ホンダeフロント決まり.jpg▲ホンダe 専用プラットホームの都市型EV 航続距離は200km以上

 ホンダは7月2日、欧州のメディアサイトを通じて新型ホンダeのテスト走行シーンを公開した。
 ホンダeは都市部で活躍する電気自動車の理想像を目指して開発されたモデルで、今年後半に欧州と日本で市販モデルを公開予定。予約は英国、ドイツ、フランス、ノルウェイの各国でインターネットを通じて受け付けが始まっている。英国の場合、予約時に800ポンド(約11万円)が必要になるが、この予約金はホンダe購入時に返済される。

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▲ホンダeは英国/ドイツなどで予約がスタート 写真は英国ホンダの予約サイト 写真のボディ色はチャージイエロー

 ホンダeはコンパクトカーセグメントを狙って開発された電気自動車で、モーターが持ち味としているレスポンスのいい加速性能や、電気自動車用に開発されたプラットホームの優位性を生かしてバッテリーをフロアの低い位置に搭載し、低重心化(地上約50cmに設定)を追求。また、車軸の中央付近にバッテリーを配置して、前後重量配分を50対50にした。

 搭載するモーターは110kw(150ps)、300Nmを発揮する。バッテリー容量は35.5kWhで、80%までの充電は30分で完了するという。メーカーの発表によれば、航続可能距離は200km以上に達する。200kmが走れれば、都市部を一日中移動しても十分に足りるだろう。

 ホンダのエンジニアはホンダeの開発にあたって、ダイナミックなドライビング感覚とユーザーが運転に魅了されるようなテイストを重視した。ボディサイズはコンパクトだが、トレッドは広く、前後のオーバーハングが短いため、ホンダeは走行バランスがよく、安定感も高い。

ホンダeパイロンフロント.jpg▲ホンダeのパイロンスラロームテスト風景 低重心化とワイドトレッドの効果でコーナリング中も安定性が高い

 スポーティな走行性能を高めるために、リアホイールドライブを採用。その結果、前輪の切れ角が大きく、小回り性能がアップするという効果があった。メーカーによれば、回転半径は約4.3m。極めて機動性の高いモデルである。また、低重心化の効果でクイックな車線変更を行っても車両の安定性は高い。サスペンションは4輪独立式で、乗り心地がよく快適な移動が楽しめる。

 ホンダeはシングルペダル・コントロールに対応。アクセルペダルの操作だけで加速、減速が行える。アクセルペダルがオフになると、自動的に回生ブレーキモードになって減速する。スポーツモードで走行すると、アクセルレスポンスが俊敏になりスポーティテイストがアップする。ボディは高張力鋼板を使い、堅牢かつ軽量に仕上げられている。

 ボディカラーはチャージイエロー、モダンスチールメタリック、プラチナムホワイトメタリック、クリスタルブルーメタリック、クリスタルブラックパールの5色が設定されている(英国)。予約をしたユーザーには、随時新型ホンダeに関する情報が提供され、納車時期などもネットを通じて送られてくるという。

 日本仕様はどうなるのか、期待が高まる。

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▲英国の予約サイトに表示されているボディカラーは全5色 写真はクリスタルブラックパール

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▲英国の予約サイトに表示されているボディカラーは全5色 写真はクリスタルブルーメタリック

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▲英国の予約サイトに表示されているボディカラーは全5色 写真はモダンスチールメタリック

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▲英国の予約サイトに表示されているボディカラーは全5色 写真はプラチナムホワイトメタリック

ホンダeパイロン.jpg▲リアホイールドライブで運転の楽しさを追求 高い小回り性(最小回転半径4.3m)も得た

ホンダe左頭走り.jpg▲急速充電を使えば30分でバッテリーの80%に充電できる

ホンダeサイド走り.jpg▲都市部の移動用と運転の楽しさをユーザーに味わってもらうことに開発のテーマを絞り込んだ

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