ボルボが新世代コンパクト電動SUVの「EX30」を日本で発売。まずはUltra Single Motor Extended Rangeをオンラインで販売。車両価格は559万円に設定
ボルボ・カー・ジャパンは2023年11月22日、電気自動車の新しい小型SUVとなるEX30を特設オンラインサイトにて発売した。デリバリー開始は2024年2月からを予定する。
グレードは、最高出力200kW(272ps)/6500~8000rpm、最大トルク343Nm(35.0kg・m)/0~4500rpmを発生するモーターをリアアクスルに、総電力量69kWhのNMCバッテリー(ニッケル・マンガン・コバルト三元系正極材リチウムイオンバッテリー)をフロア下に配して後輪を駆動するEX30 Ultra Single Motor Extended Range(EX30 ウルトラシングルモーターエクステンテッドレンジ)のみをラインアップ。車両価格は559万円に設定する。一充電での航続距離はWLTCモードで最大560km、交流電量消費率は同モードで143Wh/kmを実現。充電に関しては普通充電のほか、日本のCHAdeMO方式の急速充電にも対応させた。
ボディカラーとしては、クラウドブルー(ソリッド)、オニキスブラック(メタリック)、モスイエロー(ソリッド)、クリスタルホワイト(プレミアムメタリック)、ヴェイパーグレー(メタリック)という5色を設定。インテリアカラー/シートカラー/シート素材/デコラクティブパネル/エアベントデコのは、クラウドブルーとオニキスブラックがチャコール/ブリーズ/ピクセルニット&ノルディコ コンビネーション/パーティクル/ブルーを、モスイエロー、クリスタルホワイト、ヴェイパーグレーがチャコール/ミスト/テイラードウールブレンド/フラックス/トランスペアレントを組み合わせる。足もとには8.0J×19アルミホイール 5スポークエアロ ダイヤモンドカット/ブラック+245/45R19タイヤを標準で装着し、オプションで8.0J×20アルミホイール 5スポークエアロ ダイヤモンドカット/ブラック+245/40R20タイヤを選択可能とした。
機能装備の面では、ドライバーディスプレイとセンターディスプレイを12.3インチのタブレットに集約したコンバインドタイプのタッチスクリーン式ドライバーディスプレイ一体型センターディスプレイや、フローティング構造の引き出し型カップホルダー、USB Type-Cポート(センターコンソール:フロント×2、リア×2)、ワイヤレススマートフォンチャージ、harman/kardonプレミアムサウンドオーディオシステム(1040W、ダッシュボード・サウンドバー付9スピーカー)などを標準装備。先進安全運転支援システムも充実しており、縦列、横列、直角、斜めのフィッシュボーン式などあらゆるタイプの駐車スペースに対応した新世代パークパイロットアシストや、自車後方から接近するサイクリストなどを検知してドライバーや乗員が不用意にドアを開けて進路を妨害してしまう事態を防止するドアオープニングアラート、様々な場面でドライバーの運転操作を支援するパイロットアシスト、昼夜を問わず他車や歩行者、サイクリストを検知して衝突の回避または衝突被害の軽減を図る衝突回避・被害軽減ブレーキシステム、ドライバーの注意散漫や眠気を検知するドライバーアラートシステムなど、最新のシステムを標準で採用する。また、デジタルサービスとしてGoogle Apps and Services(Google アプリ/サービス)やVolvo Cars app(テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ)などを設定した。