アウトドア志向の装備を満載したフィアット・パンダの特別仕様車「パンダ・クロス4×4」が限定発売

SUVらしいワイルドなスタイリングに4×4システムと6速MTを採用した現行フィアット・パンダの最終限定モデル「パンダ・クロス4×4」が日本上陸。専用のルーフレールやバンパー、サイドモールディング、15インチスチールホイール、モノグラムファブリックシート、前席シートヒーターなどを特別装備。販売台数は200台限定

　Stellantisジャパンは2023年11月27日、コンパクトクロスオーバーのフィアット・パンダに特別仕様車「パンダ・クロス4×4（Panda Cross 4×4）」をラインアップし、本年12月9日に発売すると発表した。車両価格は316万円の設定で、販売台数は200台の限定だ。

▲フィアット・パンダ・クロス4×4　価格：6MT316万円　SUVらしいワイルドなスタイリングに4×4システムと6速MTを採用した現行フィアット・パンダの最終限定モデル。販売台数は200台限定

　今回の特別仕様車は、通常モデルのパンダが有する独特の背高スタイルやコンパクトながら広々した室内空間をベースに、SUVらしさを強調する専用の外装パーツやアウトドアでの利便性を高める機能装備などを組み込んで、個性あふれるクロスオーバーSUVに仕立てたことが特徴である。なお、本国では本年10月末をもってTwinAirエンジンの生産を終了したため、今回の特別仕様車が現行パンダの最終モデルとなる。

▲アクティブな個性を主張するボディ同色の専用バンパーを装着。全長3705×全幅1665×全高1630mm　ホイールベース2300mm　車重1150kg　乗車定員5名

　まずエクステリアでは、アクティブな個性を主張するボディ同色のバンパーやブラックのルーフレール、悪路での飛び石などによるキズを防ぐ幅広のサイドモールディングなどを専用装備。足もとには通常モデルより1インチ大きい15インチスチールホイールと175/65R15タイヤを組み込む。機能性を高めるオートライトやリアプライバシーガラスも標準で組み込んだ。ボディカラーはフォレスタグリーン（販売台数100台）とマエストログレー（同100台）の2タイプの専用色を用意している。

▲機能性を高めるとともにスタイルを引き締めるブラックのルーフレール（写真・上）とサイドモールディング（同・下）を特別装備

▲足もとには15インチスチールホイール＋175/65R15タイヤを組み込む

▲ボディカラーはフォレスタグリーン（写真・上）とマエストログレー（同・下）の2タイプを設定。販売台数は各カラー100台

　インテリアについては、背面にFIATロゴをあしらったファブリックシートを配するとともに、前席シートヒーターやダストポーレンフィルター付きのフルオートエアコン、リアパーキングセンサー、レインセンサーなどを採用して快適性および機能性を向上。また、走行状況に応じて最適な特性が選択できるドライブモードセレクター（AUTO／オフロード／ヒルディセントコントロール）を設定した。

▲ダストポーレンフィルター付きのフルオートエアコンやリアパーキングセンサー、レインセンサーなどを標準で採用。内装カラーはブラックで、ハンドル位置は右

▲背面にFIATロゴをあしらったファブリックシートを配備。前席にはシートヒーターを内蔵

　パワートレインは通常モデルと基本的に共通で、最高出力85ps/5500rpm、最大トルク145Nm/1900rpmを発生する875cc直列2気筒8Vマルチエア・インタークーラー付ターボエンジンを搭載。トランスミッションには最終減速比を5.308にセットした6速MTを組み合わせ、駆動システムには高い機動力を誇る4×4システムを採用している。

▲パワートレインには875cc直列2気筒8Vマルチエア・インタークーラー付ターボエンジン（最高出力85ps/5500rpm、最大トルク145Nm/1900rpm）を搭載

▲トランスミッションには6速MTを組み合わせる

▲AUTO／オフロード／ヒルディセントコントロールが選択できるドライブモードセレクターを設定

▲駆動システムには高い機動力を誇る4×4システムを採用。悪路での走破性を高めるESC（エレクトロニックスタビリティコントロール）も組み込む