インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは、大賞を日本車が獲得した場合に輸入車のトップ得票をマークしたモデルが受賞する。
BMW・X1は150点を獲得してトータル2位に入った。3位のホンダZR-Vに50点差をつけている。BMW・X1が高く評価されたポイントは「日本市場にふさわしいコンパクトサイズ、BMWらしい動的質感の高さ」だった。
そのうえで、X1がマイルドハイブリッド(48V)システムを展開するほか、BEV、ディーゼルエンジンにも対応している「パワー・オブ・チョイス」が支持された。
BEVと内燃機関搭載車で同じプラットフォームを使いながら、どのパワーユニットを選択してもBMW伝統の高いパフォーマンスが楽しめる。この点が高い評価につながっている。
「補助金を含めれば、同一のプライスレンジに収まるインポーターの努力を見逃せない」と日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は授賞理由をまとめている。BEVを内燃機関モデルと同じ価格帯で提供することで、ユーザーの選択肢は広がる。
ユーザーにとって「買いやすい」車両価格設定はインポーターの努力の賜物といっていいだろう。