メルセデス・ベンツの最上級ラグジュアリーSUV「GLS」がマイナーチェンジ。全モデルがISGを搭載して電動化

3列式シートを配したメルセデスの最上級ラグジュアリーSUV「GLS」が商品改良。新グレードとしてGLS450d 4MATICを設定するとともに、エクステリアデザインの刷新や機能装備の拡充などを実施

 メルセデス・ベンツ日本は2023年12月14日、最上級ラグジュアリーSUVのGLSを商品改良し、同日より発売した。

▲メルセデス・ベンツGLS450d 4MATIC 価格:9SATC1530万円 全長5210×全幅1955×全高1825mm ホイールベース3135mm 車重2590kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費12.0km/リットル

▲メルセデス・ベンツGLS450d 4MATIC 価格:9SATC1530万円 全長5210×全幅1955×全高1825mm ホイールベース3135mm 車重2590kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費12.0km/リットル

 

車種展開は以下の通り。

GLS450d 4MATIC(ISG搭載モデル):1530万円

GLS580 4MATICスポーツ(ISG搭載モデル):2030万円

メルセデスAMG GLS63 4MATIC+(ISG搭載モデル):2780万円

▲メルセデス・ベンツGLS580 4MATICスポーツ 価格:9SATC2030万円 全長5210×全幅2030×全高1840mm ホイールベース3135mm 車重2690kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費7.2km/リットル

▲メルセデス・ベンツGLS580 4MATICスポーツ 価格:9SATC2030万円 全長5210×全幅2030×全高1840mm ホイールベース3135mm 車重2690kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費7.2km/リットル

 

 今回の改良は、従来のGLS400d 4MATICに代わってISG搭載モデルのGLS450d 4MATICを新設定するとともに、エクステリアデザインの刷新や機能装備の拡充などを図って、最上級ラグジュアリーSUVとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。

▲メルセデスAMG GLS63 4MATIC+ 価格:9SATC2780万円 全長5235×全幅2030×全高1840mm ホイールベース3135mm 車重2670kg 乗車定員7名

▲メルセデスAMG GLS63 4MATIC+ 価格:9SATC2780万円 全長5235×全幅2030×全高1840mm ホイールベース3135mm 車重2670kg 乗車定員7名

 

 まずエクステリアでは、GLS450d 4MATICとGLS580 4MATICスポーツに4本の力強い水平ルーバーをあしらった新意匠のフロントグリルや、よりスポーティさを強調する新造形のフロントバンパーとエアインテーク、後ろ姿の印象をいっそう際立たせる新デザインのリアコンビネーションランプを採用。足もとに配するホイールも刷新し、GLS450d 4MATICには20インチアルミホイール26R(タイヤは275/50R20サイズ)を、GLS580 4MATICスポーツには22インチAMGアルミホイールRPA(タイヤは前285/45/後325/40R22サイズ)を装着する。一方、メルセデスAMG GLS63 4MATIC+はモータースポーツの栄光を受け継ぐ縦バータイプのフロントグリルを踏襲したうえで、リアコンビネーションランプを新タイプに変更。足もとには鍛造23インチAMGアルミホイールRXX(タイヤは前285/40/後325/35R23サイズ)を組み込んだ。

▲4本の力強い水平ルーバーをあしらった新デザインのフロントグリルを採用

▲4本の力強い水平ルーバーをあしらった新デザインのフロントグリルを採用

▲よりスポーティさを強調する新造形のフロントバンパーとエアインテークを装備。写真はGLS580 4MATICスポーツ

▲よりスポーティさを強調する新造形のフロントバンパーとエアインテークを装備。写真はGLS580 4MATICスポーツ

▲後ろ姿の印象をいっそう際立たせる新デザインのリアコンビネーションランプを配備。写真はGLS450d 4MATIC

▲後ろ姿の印象をいっそう際立たせる新デザインのリアコンビネーションランプを配備。写真はGLS450d 4MATIC

▲GLS450d 4MATICには20インチアルミホイール26R(写真・左)を、GLS580 4MATICスポーツには22インチAMGアルミホイールRPA(同・右)を装着する

▲GLS450d 4MATICには20インチアルミホイール26R(写真・左)を、GLS580 4MATICスポーツには22インチAMGアルミホイールRPA(同・右)を装着する

 

 3列式シートで構成するインテリアは、従来と同様にラグジュアリーでエレガントなデザインと、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)およびMBUX ARナビゲーションを配した高度なデジタル技術を採用。ダッシュボードには12.3インチワイドディスプレイと12.3インチコックピットディスプレイを装備し、これを1枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような先進的な造形を具現化する。また、Offroadモードの際に360°カメラシステムを使ってメディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像 (フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出すトランスペアレントボンネットを採用した。内装およびレザーシートのカラーはGLS450d 4MATICとGLS580 4MATICスポーツにブラック、マキアートベージュ/ブラック、バヒアブラウン/ブラック、マカラベージュ/ブラックを、メルセデスAMG GLS63 4MATIC+にブラック、マキアートベージュ/ブラック、バヒアブラウン/ブラックを用意。ラゲッジ容量は全席使用時で355リットル、2/3列目格納時で最大2400リットルを確保している。

▲インテリアはラグジュアリーでエレガントなデザインとMBUXの高度なデジタル技術を採用したことが特徴。また、Offroadモードの際に360°カメラシステムを使ってメディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像を仮想的に映し出すトランスペアレントボンネットを新採用する。ハンドル位置はGLS450d 4MATICが右、GLS580 4MATICスポーツが左の設定

▲インテリアはラグジュアリーでエレガントなデザインとMBUXの高度なデジタル技術を採用したことが特徴。また、Offroadモードの際に360°カメラシステムを使ってメディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像を仮想的に映し出すトランスペアレントボンネットを新採用する。ハンドル位置はGLS450d 4MATICが右、GLS580 4MATICスポーツが左の設定

▲シート配列は3列式で構成。シート表皮には上質なレザーを張る

▲シート配列は3列式で構成。シート表皮には上質なレザーを張る

▲内装およびレザーシートのカラーはブラックのほか、マキアートベージュ/ブラック、バヒアブラウン/ブラック(写真)、マカラベージュ/ブラックを設定

▲内装およびレザーシートのカラーはブラックのほか、マキアートベージュ/ブラック、バヒアブラウン/ブラック(写真)、マカラベージュ/ブラックを設定

▲ラゲッジ容量は全席使用時で355リットル、2/3列目格納時で最大2400リットルを確保

▲ラゲッジ容量は全席使用時で355リットル、2/3列目格納時で最大2400リットルを確保

 

 パワートレインに関しては、GLS450d 4MATICに“656M”2988cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力367ps/4000rpm、最大トルク750Nm/1350~2800rpm)+ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター、モーター出力15kW/200Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を、GLS580 4MATICスポーツに“M177”3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(最高出力517ps/5500rpm、最大トルク730Nm/2250~4500rpm)+ISG(モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載。駆動機構には、前後100:0~0:100の連続可変トルク配分を行う4WDシステムの4MATICを採用する。一方、メルセデスAMG GLS63 4MATIC+には専用セッティングの“M177”3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(最高出力612ps/5750~6500rpm、最大トルク850Nm/2500~4500rpm)+ISG(モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を採用し、駆動機構には可変トルク配分システムのAMG 4MATIC+を組み込んだ。

▲GLS450d 4MATICはパワートレインに“656M”2988cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(367ps/750Nm)+ISG(モーター出力15kW/200Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載

▲GLS450d 4MATICはパワートレインに“656M”2988cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(367ps/750Nm)+ISG(モーター出力15kW/200Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載

▲GLS580 4MATICスポーツはパワートレインに“M177”3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(517ps/730Nm)+ISG(モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載

▲GLS580 4MATICスポーツはパワートレインに“M177”3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(517ps/730Nm)+ISG(モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載

 

 シャシー面については、AIRMATICのシステムをベースに4輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加し、スプリングレートとダンパーの減衰力を個別制御することが可能なE-ACTIVE BODY CONTROLをGLS580 4MATICスポーツに標準、GLS450d 4MATICにオプションで設定。メルセデスAMG GLS63 4MATIC+には、高いアジリティとニュートラルなコーナリング、最適なトラクションを実現するAMG ACTIVE RIDE CONTROLを組み込んだ。

▲メルセデスAMG GLS63 4MATIC+はモータースポーツの栄光を受け継ぐ縦バータイプのフロントグリルを踏襲したうえで、リアコンビネーションランプを新タイプに変更。足もとには鍛造23インチAMGアルミホイールRXXを組み込む

▲メルセデスAMG GLS63 4MATIC+はモータースポーツの栄光を受け継ぐ縦バータイプのフロントグリルを踏襲したうえで、リアコンビネーションランプを新タイプに変更。足もとには鍛造23インチAMGアルミホイールRXXを組み込む

▲AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/MICROCUT)やナッパレザーダッシュボード、AMGドライブコントロールスイッチ、AMGトラックベースを専用装備。ハンドル位置は左のみの設定

▲AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/MICROCUT)やナッパレザーダッシュボード、AMGドライブコントロールスイッチ、AMGトラックベースを専用装備。ハンドル位置は左のみの設定

▲シート表皮にはナッパレザーを採用。表皮のダイヤモンドステッチ入りはオプションで選択できる。内装およびレザーシートのカラーはブラックのほか、マキアートベージュ/ブラック、バヒアブラウン/ブラックを用意

▲シート表皮にはナッパレザーを採用。表皮のダイヤモンドステッチ入りはオプションで選択できる。内装およびレザーシートのカラーはブラックのほか、マキアートベージュ/ブラック、バヒアブラウン/ブラックを用意

▲パワートレインには専用セッティングの“M177”3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(612ps/850Nm)+ISG(モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載

▲パワートレインには専用セッティングの“M177”3982cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(612ps/850Nm)+ISG(モーター出力16kW/250Nm)/48V電気システム/リチウムイオンバッテリー(容量約1kWh)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載

 

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