フィアットの人気ミニバンのドブロに特別仕様車の「ドブロ・コッピア」シリーズと「ドブロ・マキシ・チンクエ」を設定。全モデルに新ボディカラーのコロッセオグレーを採用したうえで、コッピアには専用バッジやコロッセオグレーで塗装したFIATオリジナル自転車を装備。販売台数はコッピアが80台、マキシ・チンクエが100台の限定
Stellantisジャパンは2024年1月11日、フィアットの人気ミニバンのドブロ(DOBLÒ)に特別仕様車の「ドブロ・コッピア(DOBLÒ Coppia)」および「ドブロ・マキシ・コッピア(DOBLÒ MAXI Coppia)と、「ドブロ・マキシ・チンクエ(DOBLÒ MAXI 5)」をランアップし、同年1月27日に発売すると発表した。販売台数はドブロ・コッピア・シリーズが80台限定、ドブロ・マキシ・チンクエが100台限定に設定している。
まずはドブロ・コッピア・シリーズから解説していこう。
車種展開としては、2列シート式で乗車定員5名のドブロ・コッピア(409万円)と、3列シート式で乗車定員7名のドブロ・マキシ・コッピア(439万円)という2モデルを用意。ボディカラーには、通常モデルで設定しているマエストログレーよりも落ち着きのあるシックな色彩の新色「コロッセオグレー」を纏う。また、夜間の視認性を高めるLEDヘッドライトを標準で採用。さらに、Coppia専用のオリジナルバッジをリアゲートに装着した。そして、コロッセオグレーに塗装したFIATオリジナル自転車を特別に付属し、目的地に到着したらサイクリングなどが楽しめるようアレンジしている。
一方でドブロ・マキシ・チンクエ(414万円)は、通常モデルのドブロ・マキシをベースに3列目シートを省略し、2列シート5名乗りに仕立てた特別仕様車で、ロングボディを活かした荷室容量は最大で2693リットルを確保。ボディカラーにはドブロ・コッピア・シリーズと同様、新色のコロッセオグレーを纏う。車両価格を通常モデルのドブロ・マキシより約15万円安く設定したことも、ドブロ・マキシ・チンクエの訴求点である。
パワートレインに関しては、ドブロ・コッピア・シリーズとドブロ・マキシ・チンクエともに通常モデルと共通の“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)+EAT8(8速エフィシェントオートマチックトランスミッション)を搭載している。