アルピーヌがA110Rの特別仕様車「A110Rチュリニ」の日本導入を発表。パフォーマンスを徹底追求したA110Rをベースに、乗り心地に優れ、スタイリッシュなデザインのマットブラックカラーのアロイホイール「GT RACE」などを特別装備。販売台数は今回の受付分で24台の限定
アルピーヌ・ジャポンは2024年1月12日、A110に特別仕様車の「A110Rチュリニ(A110 R TURINI)」をラインアップし、同日から1月21日までアルピーヌ正規販売店にて購入申込を受付けると発表。合わせて、実車を東京オートサロン2024に出展した。販売台数は今回の受付分で24台の限定。申込台数が限定台数を上回った場合は抽選、申込が販売台数に達しない場合は通常での販売を予定する。車両価格は1550万円の設定だ。
今回の特別仕様車は、F1を始めとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを導入した、A110シリーズのなかで最もラディカル(過激)なモデルであるA110Rをベースに、日常の様々なシーンでも気兼ねなくドライビングが楽しめるよう特別にアレンジしたことが特徴である。
外装については、カーボンパック(フロントボンネット、ルーフ、サイドスカート、リアフード、リアディフューザー)や専用エアロキット(フロントスプリッター、スワンネックマウントカーボン製リアスポイラー)、ノワールプロフォンM Aピラー/Cピラー、前輪ブレーキクーリングダクト、クリアタイプLEDリアコンビネーションランプ(シーケンシャルウィンカー)、二重構造デュアルエキゾーストなどを標準装備。足回りにはラディカルシャシー(スプリング、アンチロールバー専用チューニング、アジャスタブルダンパー)を採用したうえで、ブラック塗装の18インチアロイホイール“GT RACE”とセミスリックタイヤ(MICHELIN PILOT SPORT CUP 2、前215/40/後245/40R18)、レッド塗装のブレーキキャリパーを組み込む。ボディカラーはノワールプロフォンMが標準だが、受注生産プログラムにより他色も選択可能。また、ハンドル位置やホイールカラー、ブレーキキャリパーカラーなども、同プログラムによって選ぶことができる。
内装については、マイクロファイバー仕上げのルーフトリム/ダッシュボード/センターコンソール/ドアパネル/ステアリングやSABELT製ブルカーボンモノコックバケットシートおよびSABELT製6点式レーシングハーネスなどを特別装備。7インチマルチファンクションタッチスクリーンやFOCAL製軽量4スピーカー、防塵フィルター付オートエアコンといった機能装備も標準で組み込む。さらに、シリアルナンバーを刻印したA110 R TURINI専用プレートを装着した。
パワートレーンはベース車と基本的に共通で、最高出力300ps/6300rpm、最大トルク340Nm/2400rpmを発生する1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジンをミッドシップ搭載。トランスミッションには7速DCTを組み合わせる。最高速度はA110 シリーズでトップクラスの284km/h、0→100km/h加速は4.0秒を実現した。
なお、A110Rチュリニの次回販売分については、生産が決まり次第、改めて購入申込みの受付を実施する予定である。