グッバイ「マツダ・デミオ」。ウェルカム「マツダ2」。マツダのコンパクトハッチが車名を一新して登場!

マツダの人気コンパクトカーのデミオが世界統一の「マツダ2」に車名変更。新たなデザインと技術も導入する

 マツダは718日、小型5ドアハッチバックモデルの「マツダ・デミオ」を「マツダ2MAZDA2)」に車名変更し、同日より予約受注を開始した。発売は912日を予定する。

MAZDA2 1.jpg▲マツダ2XDプロアクティブ・Sパッケージ(2WD) 価格:6MT2116800円/6SAT2116800円 全長4065×全幅1695×全高1500mm ホイールベース2570mm 車重MT1110AT1150kg 乗車定員5名 搭載エンジンはS5-DPTS1498cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボ(105ps) i-ELOOPを組み込んだS5-DPTR型ディーゼルエンジンも選択できる 夜間のより早い危険認知を追求して左右20ブロックに分割したLEDを個別に点・消灯する「アダプティブLEDヘッドライト(ALH)」を新採用した

車種展開は以下の通り。

15S・2WD:6MT154万4400円/6SAT154万4400円
15S・4WD:6SAT174万9600円
15Sプロアクティブ・2WD:6MT166万3200円/6SAT166万3200円
15Sプロアクティブ・4WD:6SAT186万8400円
15Sプロアクティブ・Sパッケージ・2WD:6MT186万8400円/6SAT186万8400円
15Sプロアクティブ・Sパッケージ・4WD:6SAT207万3600円
15S・Lパッケージ・2WD:6MT205万2000円/6SAT205万2000円
15S・Lパッケージ・4WD:6SAT225万7200円
15MB・2WD:6MT162万円
XDプロアクティブ・2WD:6MT195万4800円/6SAT195万4800円
XDプロアクティブ・4WD:6SAT216万円
XDプロアクティブ・Sパッケージ・2WD:6MT211万6800円/6SAT211万6800円
XDプロアクティブ・Sパッケージ・4WD:6SAT232万2000円
XD・Lパッケージ・2WD:6MT241万3800円/6SAT241万3800円
XD・Lパッケージ・4WD:6SAT261万9000円

 今回の車名変更は、マツダのブランドをより鮮明化すべく、世界統一の「マツダ(MAZDA)+車格を表す数字」を日本でも導入したものだ。同社のブランド改革の一環で、「マツダのブランド名からクルマを選んでほしい」という意味が込められている。また、マツダ2は「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」をコンセプトに、普段の生活のなかでユーザーが感じる"質感"にこだわったマツダブランドへの入り口を担うクルマとしての役割も担っている。

MAZDA2 2.jpg▲彫りの深い造形表現で上質感を高めたエクステリアデザインに刷新 足もとには高輝度塗装で質感をアップさせた16インチアルミホイールを装着する

 マツダ2はデミオからの車名変更に合わせて、一部改良も実施した。まず外装では、見る人の心を動かすエレガントさを目指し、彫りの深い造形表現で上質感を高めたエクステリアデザインを具現化する。足もとには、高輝度塗装で質感をアップさせた16インチアルミホイールも組み込んだ。

MAZDA2 3.jpg▲内装は上質さと遊び心を両立させたインテリアデザインおよびカラーコーディネーションで演出 室内の静粛性も向上した

 内装に関しては、上質さと遊び心を両立させたインテリアデザインおよびカラーコーディネーションで演出。厳選した素材や色彩などで、ユーザーの多様なライフスタイルにマッチするよう造り込む。加えて、室内の静粛性においても人の音の聞こえ方を研究し、より静かで質の高い空間を創出した。快適性および利便性の向上も図り、運転席6Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能や自動防眩ルームミラーの設定、マツダコネクトへのApple CarPlayAndroid Auto対応機能の追加などを行った。

MAZDA2 4.jpg▲頭がぶれにくい新構造のフロントシートなどを採用してドライビングの質向上を図った

 先進安全性能の拡充も訴求点。「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付]」(AT車)や「レーンキープアシストシステム(LAS)」の設定のほか、夜間のより早い危険認知を追求して左右20ブロックに分割したLEDを個別に点・消灯する「アダプティブLEDヘッドライト(ALH)」を採用した。

MAZDA2 5.jpg▲モータースポーツのベース車両となる15MB(6MT162万円)も継続して設定 搭載エンジンには専用セッティングのP5-VPS型1496cc直列4気筒DOHC16V(116ps)を採用する

 搭載エンジンは直噴ガソリン仕様にP5-VPS1496cc直列4気筒DOHC16V110ps14.4kgm)と圧縮比を高める(12.014.0)などした15MB用のP5-VPS116ps15.2kgm)、実用燃費を改善するi-ELOOP(減速エネルギー回収システム)を組み込んだP5-VPR1496cc直列4気筒DOHC16V110ps14.4kgm)を、コモンレール式ディーゼル仕様にS5-DPTS1498cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボ(105psMT22.4AT25.5kgm)とi-ELOOPを組み込んだS5-DPTR1498cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボ(105psMT22.4AT25.5kgm)を設定する。組み合わせるトランスミッションには、SKYACTIV-MT6MTSKYACTIV-DRIVE6EC-ATを用意。駆動レイアウトには2WDFF)と4WDをラインアップした。また、人間の体が持っているバランス保持能力を最大限活用できる運転環境を提供するマツダ独自の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の考え方を取り入れた新サスペンションシステムや頭がぶれにくい新構造のフロントシートなどを採用。さらに、高速走行時の車両の挙動をより安定させる「G-ベクタリング・コントロール・プラス(GVCプラス)」を設定し、ドライビングの質向上を成し遂げた。

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