【注目モデルガイド】新たなスポーツBEV像を提案した日産アリアNISMOの華麗なるハイパフォーマンス

日産アリアNISMOのラインアップはB9とB6。駆動方式はともにe-4ORCE(電動駆動4輪制御システム)。モーター出力向上と各種の専用セッティングで“意のままで楽しい走り”を追求。モータースペックはB9が320kW/600Nm、B6は270kW/560Nm。バッテリー総電力量はそれぞれ91kWh/66kWh。専用エアロは純機能アイテム。ボディサイズ4650×1850×1650~1660mm、車重は2080~2220kg

日産アリアNISMOのラインアップはB9とB6。駆動方式はともにe-4ORCE(電動駆動4輪制御システム)。モーター出力向上と各種の専用セッティングで“意のままで楽しい走り”を追求。モータースペックはB9が320kW/600Nm、B6は270kW/560Nm。バッテリー総電力量はそれぞれ91kWh/66kWh。専用エアロは純機能アイテム。ボディサイズ4650×1850×1650~1660mm、車重は2080~2220kg

e-4ORCEを磨き上げた上級スポーツBEV登場

 アリアNISMOが登場した。アリアは日産のBEVシリーズのフラッグシップ、そのe-4ORCE(電動駆動4輪制御システム)搭載車をベースにモータースポーツ直系の専用チューニングが施されている。
 モーターはベースモデルに対して最高出力の10%向上と専用制御(レスポンスを最大化)により、B9は320kW/600Nm、B6は270kW/560Nmのパフォーマンスを実現。ちなみにオプション設定される「EVサウンド」は、フォーミュラEマシンを彷彿させる。

走り

 ポイントは駆動制御。e-4ORCEはノーマルモデルよりも後輪トルクを多めにかけるGT-Rの「アテーサE-TS」同様の制御をプラス。フットワークはサスペンションやミシュラン・パイロットスポーツEVの組み合わせにより、大柄なボディ&2t越えの重量を感じさせない軽快なフットワークを実現しているという。ちなみにセットアップは日産黄金期と言われた901活動と同じ手法が用いられた。

 エクステリアは他のNISMOモデルと同じくレッドのアクセントに加えて専用エアロをプラス。このエアロは空気抵抗を下げつつダウンフォースを向上させている機能アイテム。レースカーの知見がシッカリと盛り込まれる。インテリアも専用シートや専用ステアリング、レッドアクセントが施された専用コーディネイトを採用。プレミアム性とのバランスも良好である。

 スポーツEVは「怒涛の加速」が注目されがちだが、アリアNISMOは走る/曲がる/止まるのすべての純度が高められている。「より意のまま」に「より楽しく」走れるBEVである。新たなスポーツBEV像の提案といっていい。

インパネ

シート

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