三菱自動車が軽キャブバン「ミニキャブバン」と軽キャブワゴン「タウンボックス」をマイナーチェンジ。CVT車の新設定およびCVT車への電子制御式4WDの採用のほか、ミニキャブバンはターボエンジン搭載のブラボーの新規ラインアップや機能装備の拡充などを、タウンボックスはLEDヘッドランプ/LEDサイドターンランプ付電動格納式ドアミラー/助手席シートバックテーブル/本革巻ステアリングホイールの全車標準装備化などを実施
三菱自動車は2024年3月14日、軽キャブバン「ミニキャブバン」と軽キャブワゴン「タウンボックス」の一部改良を行い、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■ミニキャブバン
E:2WD:5MT119万2400円/4AT126万1700円
E:4WD:5MT132万4400円/4AT139万3700円
M・2WD:CVT140万1400円
M・4WD:CVT155万5400円
G・2WD:CVT152万2400円
G・4WD:CVT167万6400円
ブラボー・2WD:CVT173万1400円
ブラボー・4WD:CVT188万5400円
■タウンボックス
G・2WD:CVT192万1700円
G・4WD:CVT207万5700円
Gスペシャル・2WD:CVT199万5400円
Gスペシャル・4WD:CVT214万9400円
スズキからOEM供給を受けて販売する三菱自動車のミニキャブバン/タウンボックスは、スズキのエブリイ/エブリイワゴンをベースとする三菱ブランドの軽キャブバン/軽キャブワゴンだ。今回の改良は、ミニキャブバンとタウンボックスともに従来の4ATに代わってCVTのトランスミッションを採用したことがトピック。5AMTもカタログから外れる。また、CVT車の4WDモデルには使用状況や路面状況に応じて2WD/4WD AUTO/4WD LOCKという3つのモードが選択可能な電子制御式4WDや、ぬかるみなどで駆動輪の左右どちらかが空回りした際に空回りするほうにブレーキをかけることでもう一方に駆動力を伝達する「ぬかるみ脱出アシスト」を採用した。
ミニキャブについては、R06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボエンジン(最高出力64ps/6000rpm、最大トルク9.7kg・m/3000rpm)+CVTのパワートレインを搭載するブラボーを新設定したことが訴求点。また、キーレスオペレーションシステムやスライドドアイージークローザー(後席両側)、運転席・助手席バニティミラーなどを標準装備することで商用のみならず乗用ユースでも使いやすいモデルに仕立てる。一方、4 ATと5 MTを継続採用するEグレードを新規にラインアップした。さらに、ブラボーとGグレードにはLEDヘッドライトや運転席シートヒーター、助手席シートバックテーブルを標準で組み込んで快適性を向上。そして、全グレードにリアパーキングセンサーとメーター内の表示灯を標準装備して安全性をより高めた。
一方でタウンボックスに関しては、全グレードにLEDヘッドライトや助手席シートバックテーブル、電動格納式リモコンドアミラー(LEDターンランプ・リモート格納付)、本革巻ステアリングホイールなどを標準装備して、機能性および上質さを引き上げている。
パワーユニットはミニキャブバンにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(最高出力49ps/6200rpm、最大トルク6.1kg・m/4000rpm)と前述R06A型ターボエンジンを、タウンボックスにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボエンジン(最高出力64ps/6000rpm、最大トルク9.7kg・m/3000rpm)を搭載し、駆動方式は2WD(後輪駆動)と4WDを設定。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」にも該当している。