シボレー・コルベットの高性能バージョン「Z06」の予約受注を1カ月限定で再開

GMジャパンがLT6型5.5リットルV8DOHCエンジンを搭載した「シボレー・コルベットZ06」の日本における予約注文受付を、本年4月1日から4月30日まで1カ月限定で再開すると発表。車両価格は従来と同じく2500万円に設定

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは2024年3月21日、シボレー・コルベットの高性能モデル「Z06(ズィー・オー・シックス)」の日本における予約注文受付を再開すると発表した。受付期間は本年4月1日10:00から4月30日18:00までの1カ月限定。車両価格は従来と同様に2500万円に設定し、ユーザーへの納車は2024年内(生産枠の関係で2025年以降になる場合もあり)を予定している。

▲シボレー・コルベットの高性能モデル「Z06」の日本における予約注文受付が再開。受付期間は本年4月1日から4月30日までの1カ月限定。車両価格は従来と同様に2500万円に設定する

▲シボレー・コルベットの高性能モデル「Z06」の日本における予約注文受付が再開。受付期間は本年4月1日から4月30日までの1カ月限定。車両価格は従来と同様に2500万円に設定する

 

 改めてコルベットZ06(3LZ)の特徴を紹介していこう。

 コルベットZ06は、2019年からレースに参戦するコルベット・ベースのモータースポーツ車両「C8.R」からの知見と経験を活かして設計・開発した、サーキット走行を前提としたハイパフォーマンスモデルに位置する。

▲シボレー・コルベットZ06(3LZ) 全長4685×全幅2025×全高1225mm ホイールベース2725mm 車重1720kg 乗車定員2名

▲シボレー・コルベットZ06(3LZ) 全長4685×全幅2025×全高1225mm ホイールベース2725mm 車重1720kg 乗車定員2名

 

 パワーユニットには、C8.Rに採用するLT6R型と同時に開発されたLT6型5454cc・V型8気筒DOHCエンジンをミッドシップ搭載。軽量なフラットプレーンクランクシャフトや専用設計の吸気/排気システム、フルレーシングスタイルのドライサンプオイルシステムなどを組み込み、レッドゾーンは8600rpmに設定。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm(63.6kg・m)/6300rpmを絞り出し、専用セッティングの8速デュアルクラッチトランスミッションを介して後輪を駆動する。また、足回りには強化したサスペンションにマグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール4.0を組み合わせ、合わせてシューズには前20インチ/後21インチ“スパイダー・デザイン”ブラック塗装鍛造アルミホイール+前275/30ZR20 97Y/後345/25ZR21 104Yタイヤを装着。制動機構には前14.6インチ径(370mm)/後15インチ径(380mm)のブレンボ製ブレーキローターを配備し、同じくブレンボ製のキャリパーには“CORVETTE”と“brembo”のロゴを配したブライトレッド塗装(前6ポット)を施した。

▲パワーユニットにはLT6型5454cc・V型8気筒DOHCエンジンをミッドシップ搭載。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm(63.6kg・m)/6300rpmを発生する

▲パワーユニットにはLT6型5454cc・V型8気筒DOHCエンジンをミッドシップ搭載。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm(63.6kg・m)/6300rpmを発生する

▲足もとには前20インチ/後21インチ“スパイダー・デザイン”ブラック塗装鍛造アルミホイール+前275/30ZR20 97Y/後345/25ZR21 104Yタイヤを組み込む

▲足もとには前20インチ/後21インチ“スパイダー・デザイン”ブラック塗装鍛造アルミホイール+前275/30ZR20 97Y/後345/25ZR21 104Yタイヤを組み込む

 

 エクステリアに関しては、全幅を通常モデルのコルベット・クーペ(3LT)より85mm拡大し(全幅2025mm)、345mm幅のワイドリアタイヤを組み込んでトラクション性能をアップ。また、左右2つのラジエーターに空気を送り込むサイドエアベントからのエアフローも増大させ、Z06専用に開発したフロントフェイシアからは3つのフロントラジエーターに効率的に空気を配分して冷却性能を引き上げる。さらに、レーストラック高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させる目的で、調整可能なウィッカービルを備えたリアスポイラーを標準で装備した。今回日本導入されるボディカラーは、ブラック、トーチレッド、アークティックホワイトの3色をラインアップしている。

▲今回日本導入されるボディカラーは写真上よりブラック、トーチレッド、アークティックホワイトの3色を設定

▲今回日本導入されるボディカラーは写真上よりブラック、トーチレッド、アークティックホワイトの3色を設定

 

 2名乗車のインテリアについては、ドライバーを囲むようにアレンジしたスポーティなコクピットを創出したうえで、12インチカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターやカラーヘッドアップディスプレイ(サーキット&通常走行モード表示機能付)、パフォーマンスデータレコーダー、コンペティションバケットシート(スウェーデッドマイクロファイバーインサート)および8ウェイパワー調整機構(パワーボルスター付)などを標準装備。日本仕様のハンドル位置は右のみを設定している。

▲ドライバーを囲むようにアレンジしたスポーティなコクピットを採用。12インチカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターやカラーヘッドアップディスプレイ、パフォーマンスデータレコーダー、コンペティションバケットシートを標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲ドライバーを囲むようにアレンジしたスポーティなコクピットを採用。12インチカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターやカラーヘッドアップディスプレイ、パフォーマンスデータレコーダー、コンペティションバケットシートを標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

 

 なお、ゼネラルモーターズ・ジャパンは3月30日から4月29日にかけて、「シボレーパフォーマンスツアー」と称して全国5カ所のショールームでコルベットZ06の車両展示を実施する予定である。

 

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