日本に導入するDSオートモビルの全車両にChatGPT機能を標準装備。運転しながらChatGPTが使用できる！

DSオートモビルがインフォテインメント機能のDS IRISシステムにおけるChatGPTサービスを日本に導入する全車両で展開。SoundHound AI社が新たに開発した音声認識プラットフォームと連携して車内での利用を最適化

　StellantisジャパンのDSオートモビルは2024年3月22日、日本に導入する全車両に自動車ブランドとして初となるChatGPT機能を標準装備し、同日より搭載車の販売を開始した。

▲DSオートモビルがインフォテインメント機能のDS IRISシステムにおけるChatGPT機能を、日本に導入する全車両に標準装備すると発表

　運転しながら使用できる同ブランドのChatGPTは、インフォテインメント機能のDS IRISシステムのサービスとして機能。ChatGPT自体は、OpenAI社が開発・提供する対話型の生成AIで、膨大なテキストデータを学習し、自然な文章の作成や要約を行いながら、様々なトピックに対して迅速に答えてくれる特徴を備える。今回、DSオートモビルが提供するコネクテッドサービスにバージョン3.5のChatGPTを新たに統合させることで、空調、オーディオ、ナビゲーションなどのボイスコントロールを備えるクルマから、人間のように自然な対話が行えるクルマへと進化。例えば、ドライブで訪れる旅先の土地・歴史、あるいは夕食の献立やレシピを聞いたり、何気なく思い浮かんだ疑問を質問したりするなど、車内の様々なシーンにおいてこれまで以上にクルマと対話をすることが可能となった。

▲ChatGPTの搭載によって、ユーザーはインタラクティブな旅のパートナーとなるDS IRISシステムと音声認識で対話し、様々な質問をできるようになる

▲ChatGPTのボイスコントロール機能は米国のSoundHound AI社が新たに開発した音声認識プラットフォームで、同社が提供している音声認識サービスと生成AIの双方を効果的に活用し、クルマでの利用の最適化を図る

　なお、今回搭載するChatGPTのボイスコントロール機能は、米国のSoundHound AI社が 新たに開発した音声認識プラットフォームで、同社が提供している音声認識サービスと生成AIの双方を効果的に活用し、クルマでの利用に最適化した仕様。これにChatGPTを連携させることにより、膨大なデータに基づく豊富な言語知識を通じて、様々な対話を可能としている。

▲ChatGPT機能は日本に導入する全車両、写真上よりDS3、DS4、DS7、DS9に標準で組み込む