マツダが軽キャブバン「スクラムバン」と軽キャブワゴン「スクラムワゴン」を一部商品改良。CVT車の新設定およびCVT車への電子制御式パートタイム4WDの採用のほか、スクラムバンは機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを、スクラムワゴンはLEDヘッドランプ/LEDサイドターンランプ付電動格納式ドアミラー/助手席シートバックテーブル/本革巻ステアリングホイールの全車標準装備化や新ボディカラーの設定などを実施
マツダは2024年3月25日、軽キャブバン「スクラムバン」と軽キャブワゴン「スクラムワゴン」の一部改良を行い、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■スクラムバン
PA・2WD:5MT114万9500円/4AT121万8800円
PA・4WD:5MT128万1500円/4AT134万9700円
PA-S・2WD:CVT133万6500円
PC・2WD:5MT140万4700円/CVT149万6000円
PC・4WD:5MT153万6700円/CVT165万円
BUSTER・2WD:CVT155万6500円
BUSTER・4WD:CVT171万500円
■スクラムワゴン
PZ・2WD:CVT186万7800円
PZ・4WD:CVT202万1800円
PZ-S・2WD:CVT194万1500円
PZ-S・4WD:CVT209万5500円
スズキからOEM供給を受けて販売するマツダのスクラムバン/スクラムワゴンは、スズキのエブリイ/エブリイワゴンをベースとするマツダ・ブランドの軽キャブバン/軽キャブワゴンだ。今回の改良は、スクラムバンとスクラムワゴンともに従来の4ATに代わってCVTのトランスミッションを採用したことがトピック(スクラムバンPAを除く)。5AGSもカタログから外れる。また、CVT車の4WDモデルには使用状況や路面状況に応じて2WD/4WD AUTO/4WD LOCKという3つのモードが選択可能な電子制御式パートタイム4WDや、ぬかるみなどで駆動輪の左右どちらかが空回りした際に空回りするほうにブレーキをかけることでもう一方に駆動力を伝達するブレーキLSDトラクションコントロールを組み込む「ぬかるみ脱出アシスト」を採用した。
また、スクラムバンについてはBUSTERとPCにLEDヘッドライトや運転席シートヒーター、助手席シートバックテーブルを標準で組み込んで快適性を向上。さらに、BUSTERには新ボディカラーとしてモスグレーメタリックとパールホワイトの2色を新たに設定した。
一方でスクラムワゴンに関しては、全グレードにLEDヘッドライトや助手席シートバックテーブル、LEDサイドターンランプ付ドアミラー(オート格納機能)、本革巻ステアリングホイールなどを標準装備して、機能性および上質さをアップ。また、ボディカラーとして新色のデニムブルーメタリックとモスグレーメタリックの2色を新たにラインアップした。
パワーユニットはスクラムバンにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(最高出力49ps/6200rpm、最大トルク6.1kg・m/4000rpm)を、スクラムワゴンにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボエンジン(最高出力64ps/6000rpm、最大トルク9.7kg・m/3000rpm)を搭載し、駆動方式は2WD(後輪駆動)と電子制御式パートタイム4WDを設定。スクラムバンPAを除く全機種は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」にも該当している。