BMW M8はクーペだけじゃない! オープン走行が楽しめるカブリオレも選べます!!

BMW Mの旗艦モデルとなる新型BMW M8のカブリオレが日本上陸! 車両価格は2338万円~

 BMWジャパンは7月24日、BMW Mのフラッグシップモデルとなる新型BMW M8のオープンモデル「BMW M8カブリオレ」発表し、同日より販売を開始した。車種展開はM8カブリオレ(2338万円)とM8カブリオレ・コンペティション(2541万円)の2車種で構成。納車は12月以降を予定する。

M8 Cabriolet1.jpgBMW M8カブリオレ 価格:8SAT2338万円 全長4867×全幅1907×全高1353mm ホイールベース2827mm 車重2010kg 乗車定員4名 パワーユニットは基本的にクーペモデルのM8と共通で、4395ccV8気筒DOHCMツインパワーターボエンジン(600ps、コンペティションモデル625ps)を搭載する

 新型M8カブリオレは、本格的なサーキットモデルながら公道走行も可能とした新世代ハイパフォーマンスクーペのM8をベースとする超高性能なオープンモデルだ。高品質なファブリックを採用した電動開閉式の多層式ソフトトップは、閉めた時にはくっきりと段差のあるノッチドクーペのスタイルとなり、ルーフを開けてソフトトップが収納された状態では印象的な曲線がキャビンを囲い、エクステリアとインテリア間の美しい調和が強調される。また、このソフトトップは時速50km/h以下であれば走行中でも15秒で開閉が可能。さらに、開閉時ともに350リットルのラゲッジルーム容量を確保した。

M8 Cabriolet2.jpg▲ルーフを開けてソフトトップが収納された状態では印象的な曲線がキャビンを囲い、エクステリアとインテリア間の美しい調和が強調される トップ開閉時ともに350リットルのラゲッジルーム容量を確保した

 機構面に関しては、基本的にクーペのM8と共通だ。搭載エンジンはMモデルで最も力強い600ps/6000rpm、750N・m/1800~5600rpmのパワー&トルクを発生する4395cc・V型8気筒DOHC・Mツインパワーターボエンジンを採用する。2基のターボチャージャーに排気ガスを供給するエグゾーストマニホールドにはクロスバンク型を導入し、排気エネルギーを最大限に活用しながら素早いレスポンスを実現。また、燃焼室に燃料を供給するダイレクトインジェクションシステムの最高噴射圧力を350barにまで高めることで、より高効率な燃焼を成し遂げた。

 高性能エンジンに組み合わせるトランスミッションには、ドライブロジック付き8速Mステップトロニックを採用する。駆動機構には、ダイミックスタビリティコントロール(DSC)の介入を極端な状況のみに限定し、かつリアホイールに優先的に駆動力を振り分けて車両が安定性を保つために必要なタイミングを見極めてフロントホイールに駆動力を供給する後輪駆動重視のチューニングを施したインテリジェント4輪駆動システムのM xドライブを導入した。また、このM xドライブはドライバーが必要に応じてフロントアクスルとリアアクスルの間の駆動力配分を設定することも可能で、初期設定の4WDモード、ほぼ後輪駆動に近い4WD SPORTモード、DSCをオフにして完全な後輪駆動走行となる2WDモードを設定している。

M8 Cabriolet3.jpg▲高品質なファブリックを採用した電動開閉式の多層式ソフトトップを採用 時速50km/h以下であれば走行中でも15秒で開閉が可能だ

 BMW Mモデルでは、エンジンレスポンスやステアリング、サスペンションなどの特性をドライバーが任意に設定変更できる機能を有しているが、M8カブリオレではセンターコンソールに「M MODE(Mモード)」ボタンが追加される。これにより、メーターパネルおよびヘッドアップディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを「ROAD」と「SPORT」のいずれかのモードに変更することが可能となった。ROADは基本設定としてすべての運転支援システムが有効となり、一方でSPORTはドライバーが任意に設定した情報に基づいて前車接近警告および衝突回避・被害軽減ブレーキを除くすべてのブレーキやステアリングシステムへの介入を無効にすることが可能となっている。

 クーペモデルのM8と同様、M8カブリオレにも先進のM専用インテグレーテッドブレーキシステムが組み込まれる。同ブレーキシステムは、アクセル全開時の高負荷条件下でも優れた安定性および制動性を実現するように開発。非バキューム式のブレーキブースターによって2kgの重量削減を果たしたほか、ブレーキ圧を電動アクチュエーターによって生成してより素早く正確な制御を実現する。また、快適性重視のCOMFORTと素早い反応を重視したSPORTの2モードを設定し、車両を減速させるのに必要なブレーキペダルの踏み込み量を変更することも可能とした。

M8 Cabriolet4.jpg▲インテリアはモータースポーツ由来のアグレッシブなデザインとラグジュアリーな優雅さを兼ね備えたことが特徴 センターコンソールにMモードボタンを配する ハンドル位置は右/左を設定

 よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したM8カブリオレ・コンペティションに関しては、エンジンからデザインまで特別なセットアップが施される。専用チューニングの4395cc・V型8気筒DOHC・Mツインパワーターボエンジンは、最高出力が625ps/6000rpmにまでアップ。車両構造部との接続部をより強固にする、極めて硬い専用のエンジンマウントも採用する。また、外装面ではハイグロスブラックで仕立てたキドニーグリルやモデルバッチ、ドアミラー、リアスポイラーを装備。そして、前述のMモードボタンには標準モデルのROADとSPORTに加えて、運転支援システムの快適性と安全性に関するすべての機能が無効になるTRACKモードを設定した。

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