ホンダ・ヴェゼルがマイナーチェンジ。e:HEV Xにアウトドア志向の「HuNTパッケージ」を、e:HEV Zにスタイリッシュな「PLaYパッケージ」を新設定

ホンダがクロスオーバーSUVのヴェゼルを商品改良。“EXPAND YOUR LIFE”をグランドコンセプトに、内外装の一部仕様変更や先進安全運転支援システムの拡充を果たしたほか、e:HEV Xにアウトドア志向の「HuNTパッケージ」を、e:HEV Zにスタイリッシュな「PLaYパッケージ」を追加

 ホンダは2024年4月26日、クロスオーバーSUVのヴェゼルをマイナーチェンジし、同日より発売した。

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z(FF) 価格:319万8800円 全長4340×全幅1790×全高1590mm ホイールベース2610mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.3km/リットル 写真のボディカラーはプラチナホワイトパール

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z(FF) 価格:319万8800円 全長4340×全幅1790×全高1590mm ホイールベース2610mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.3km/リットル 写真のボディカラーはプラチナホワイトパール

 

車種展開は以下の通り。

G:AWD264万8800円

e:HEV X:FF288万8600円/AWD310万8600円

e:HEV X HuNTパッケージ:FF299万8600円/AWD321万8600円

e:HEV Z:FF319万8800円/AWD341万8800円

e:HEV Z PLaYパッケージ:FF355万6300円/AWD377万6300円

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV X(FF) 価格:288万8600円 全長4340×全幅1790×全高1580mm ホイールベース2610mm 車重1350kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費26.0km/リットル 写真のボディカラーはスレートグレーパール

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV X(FF) 価格:288万8600円 全長4340×全幅1790×全高1580mm ホイールベース2610mm 車重1350kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費26.0km/リットル 写真のボディカラーはスレートグレーパール

 

 今回のマイナーチェンジは、“EXPAND YOUR LIFE”をグランドコンセプトに設定。既存モデルで好評を博すシンプルでクリーンなスタイリングはそのままに、フロントグリルやフロントバンパーに変更を加えるなど、より存在感のあるデザインを創出する。また、センタータンクレイアウトによる広々とした室内空間、e:HEVならではの力強い走りと静粛性などに、いっそうの磨きをかけた。

▲ホンダ・ヴェゼルG(AWD) 価格:264万8800円 全長4340×全幅1790×全高1580mm ホイールベース2610mm 車重1320kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.0km/リットル 写真のボディカラーはクリスタルブラックパール

▲ホンダ・ヴェゼルG(AWD) 価格:264万8800円 全長4340×全幅1790×全高1580mm ホイールベース2610mm 車重1320kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.0km/リットル 写真のボディカラーはクリスタルブラックパール

 

 グレード展開としては、新たに2種類のパッケージをラインアップしたことがトピックだ。

 1つはベースグレードのe:HEV X にアウトドアテイストを加えた「HuNT(ハント)パッケージ」(FF/AWD)。外装にはカッパーメタリック塗装フォグライトガーニッシュやバンパーロアーガーニッシュ(フロント:カッパーメタリック塗装/リア:シャークグレーメタリック塗装)、ルーフレール、シルバー仕上げのフロントグリルガーニッシュおよび電動格納式リモコンドアミラー、シャークグレーメタリック塗装16インチアルミホイールを専用装備するほか、デイタイムランニングランプ付フルLEDヘッドライト(マニュアルレベリング/オートライトコントロール機構付)やフルLEDリアコンビネーションランプなどを標準で組み込む。一方で内装については、専用のカーキ×ネイビーのインテリアカラーで仕立てるとともに、FABTECT(撥水・撥油)加工を施したプライムスムース×ファブリック表皮のコンビシートなどを装着した。機能面では、HondaスマートキーシステムやUSBチャージャー(Type-C/急速充電対応タイプ)などを標準で採用する。ボディカラーは新色のスレートグレーパール、シーベッドブルーパール、ボタニカルグリーンパールのほか、プラチナホワイトパール、クリスタルブラックパールという計5色を設定した。

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV X HuNTパッケージ(FF) 価格:299万8600円 全長4340×全幅1790×全高1580mm ホイールベース2610mm 車重1350kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費26.0km/リットル 写真のボディカラーはボタニカルグリーンパール

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV X HuNTパッケージ(FF) 価格:299万8600円 全長4340×全幅1790×全高1580mm ホイールベース2610mm 車重1350kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費26.0km/リットル 写真のボディカラーはボタニカルグリーンパール

▲シルバーのフロントグリルガーニッシュを採用

▲シルバーのフロントグリルガーニッシュを採用

▲カッパーメタリック塗装のバンパーロアーガーニッシュとフォグライトガーニッシュを専用装備

▲カッパーメタリック塗装のバンパーロアーガーニッシュとフォグライトガーニッシュを専用装備

▲ルーフレールとシルバードアミラーを標準装備

▲ルーフレールとシルバードアミラーを標準装備

▲シャークグレーメタリック塗装16インチアルミホイールを装着

▲シャークグレーメタリック塗装16インチアルミホイールを装着

▲専用のカーキ×ネイビーのインテリアカラーで仕立てるとともに、FABTECT(撥水・撥油)加工を施したプライムスムース×ファブリック表皮のコンビシートを配備

▲専用のカーキ×ネイビーのインテリアカラーで仕立てるとともに、FABTECT(撥水・撥油)加工を施したプライムスムース×ファブリック表皮のコンビシートを配備

 

 もう1つは、従来のe:HEV PLaYに代えて新設した、上級グレードのe:HEV Zをベースにスタイリッシュさを際立たせた「PLaYパッケージ」(FF/AWD)。外装にはカラーバーオーナメント付フロントグリルやブラック塗装バンパーロアーガーニッシュ(フロント/リア)、ライトブルー加飾ドアロアーガーニッシュを標準で装備する。一方で内装は、グレージュのカラーを基調にライトブルー塗装のインパネガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュやピンストライプ/ステッチにライトブルーを効かせたプライムスムース×ファブリック表皮の専用コンビシートを配したうえで、Honda CONNECTディスプレイ+ETC2.0車載器(ナビゲーション連動)やワイヤレス充電器、Hondaスマートキーシステム、USBチャージャー(Type-C/急速充電対応タイプ)などを組み込んで機能性を高めた。また、AWDを選択可能としたほか、パノラマルーフをオプションで用意する。ボディカラーは新色のスレートグレーパール&ブラック、ボタニカルグリーンパール&ブラック、シーベッドブルーパール&シルバーのほか、プレミアムサンライトホワイトパール&ブラック、クリスタルブラックパール&シルバーという計5タイプを設定した。

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z PLaYパッケージ(FF) 価格:355万6300円 全長4340×全幅1790×全高1590mm ホイールベース2610mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.3km/リットル 写真のボディカラーはシーベッドブルーパール&シルバー

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z PLaYパッケージ(FF) 価格:355万6300円 全長4340×全幅1790×全高1590mm ホイールベース2610mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.3km/リットル 写真のボディカラーはシーベッドブルーパール&シルバー

▲カラーバーオーナメント付フロントグリルを専用装備

▲カラーバーオーナメント付フロントグリルを専用装備

▲前後バンパーロアーガーニッシュはブラック塗装で仕上げる

▲前後バンパーロアーガーニッシュはブラック塗装で仕上げる

▲ドアロアーガーニッシュにはライトブルー加飾を配する

▲ドアロアーガーニッシュにはライトブルー加飾を配する

▲ブラック塗装+切削の18インチアルミホイールを装着

▲ブラック塗装+切削の18インチアルミホイールを装着

▲グレージュのカラーを基調にライトブルー塗装のインパネガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュを配備

▲グレージュのカラーを基調にライトブルー塗装のインパネガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュを配備

▲ピンストライプ/ステッチにライトブルーを効かせたプライムスムース×ファブリック表皮の専用コンビシートを装着

▲ピンストライプ/ステッチにライトブルーを効かせたプライムスムース×ファブリック表皮の専用コンビシートを装着

 

 シリーズ全体の改良としては、フロントグリルやフロントバンパーの形状を刷新したほか、リアコンビネーションランプをオールLED化するとともに水平基調の2段のグラフィックに統一することで、フロントからボディ横、リアまで360°水平基調のキャラクターラインを際立たせる。一方でインテリアについては、前席のセンターコンソールを左右対称に変更することで、運転席と助手席双方が同じように使え、上段も下段も両席からアクセスしやすい形状とした。

 通常モデルのe:HEV Z(FF/AWD)については、外装にシャープシルバー塗装バンパーロアーガーニッシュ(フロント/リア)やプラチナクロームメッキ調加飾ドアロアーガーニッシュで構成するe:HEV Z専用エクステリア、ブラック塗装+切削18インチアルミホイール、デイタイムランニングランプ付フルLEDヘッドライト(オートレベリング/オートライトコントロール機構付)、LEDシーケンシャルターンシグナルランプ(フロント)、フルLEDリアコンビネーションランプなどを標準で採用。内装にはブラックの専用インテリア&プライムスムース×ファブリック表皮コンビシートを配したほか、運転席&助手席シートヒーターやステアリングヒーター、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付)、後席用USBチャージャー(Type-C/急速充電対応タイプ)、自動防眩ルームミラーなどを標準で組み込んだ。グレード展開としてはほかにもe:HEV X(FF/AWD)とG(AWD)を、引き続きラインアップ。ボディカラーは新色のスレートグレーパール、シーベッドブルーパール、ボタニカルグリーンパールのほか、プラチナホワイトパール、プレミアムサンライトホワイトパール、クリスタルブラックパール、プレミアムクリスタルレッドメタリックという計7色を設定した。

▲シリーズ全体の改良としてはフロントグリルやフロントバンパーの形状を刷新したほか、リアコンビネーションランプをオールLED化するとともに水平基調の2段のグラフィックに統一して、水平基調のキャラクターラインを際立たせる。写真はe:HEV Z

▲シリーズ全体の改良としてはフロントグリルやフロントバンパーの形状を刷新したほか、リアコンビネーションランプをオールLED化するとともに水平基調の2段のグラフィックに統一して、水平基調のキャラクターラインを際立たせる。写真はe:HEV Z

▲インテリアについては前席のセンターコンソールを左右対称に変更することで、運転席と助手席双方が同じように使え、上段も下段も両席からアクセスしやすい形状とする。写真はe:HEV Zのブラック内装

▲インテリアについては前席のセンターコンソールを左右対称に変更することで、運転席と助手席双方が同じように使え、上段も下段も両席からアクセスしやすい形状とする。写真はe:HEV Zのブラック内装

 

 パワートレインに関しては、従来と同様にLEC型1496cc直列4気筒DOHC i-VTECアトキンソンサイクルガソリンエンジン(最高出力106ps/6000~6400rpm、最大トルク13.0kg・m/4500~5000rpm)+H5型モーター(最高出力96kW/4000~8000rpm、最大トルク253Nm/0~3500rpm)+リチウムイオン電池+電気式無段変速機を組み合わせたホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」と、L15Z型1496cc直列4気筒DOHC i-VTEC直噴ガソリンエンジン(最高出力118ps/6600rpm、最大トルク14.5kg・m/4300rpm)+CVTの2機種を設定する。「e:HEV」については、エネルギーマネジメント制御を見直すことでエンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減するとともに、アクセルレスポンスをさらに向上させた。また、常に四輪に最適な駆動力配分を行い、高いコントロール性と安心感を提供する「リアルタイムAWD」を全タイプに設定。普段の運転から、雨、雪、アイスバーンなど、さまざまな滑りやすい路面状況においても高い運動性能を発揮する。

▲「e:HEV」はエネルギーマネジメント制御を見直すことでエンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減するとともに、アクセルレスポンスをさらに向上させる

▲「e:HEV」はエネルギーマネジメント制御を見直すことでエンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減するとともに、アクセルレスポンスをさらに向上させる

▲常に四輪に最適な駆動力配分を行い、高いコントロール性と安心感を提供する「リアルタイムAWD」を全タイプに設定

▲常に四輪に最適な駆動力配分を行い、高いコントロール性と安心感を提供する「リアルタイムAWD」を全タイプに設定

 

 シャシー面については、e:HEVモデルのダッシュボード、ルーフ、フロアの各遮音材と防音材の厚み、配置を最適化することで、エンジン始動音やロードノイズを低減させて静粛性をいっそう向上。また、e:HEVモデルのFF車はダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、よりフラットで無駄のない動きを実現した。

▲e:HEVモデルのFF車はダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、フラットで無駄のない動きを実現

▲e:HEVモデルのFF車はダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、フラットで無駄のない動きを実現

 

 先進の安全運転支援システムのHonda SENSINGに関しては、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームの3機能を追加することで、よりいっそう安心・快適な走りをサポート。また、スマートフォンからのリモート操作には、テールゲート操作を新たに追加している。

▲Honda SENSINGにトラフィックジャムアシスト(写真・上)、急アクセル抑制機能(同・中)、アダプティブドライビングビーム(同・下)の3機能を追加する

▲Honda SENSINGにトラフィックジャムアシスト(写真・上)、急アクセル抑制機能(同・中)、アダプティブドライビングビーム(同・下)の3機能を追加する

 

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