ジープが7名乗り3列シートを備えたミッドサイズSUVのコマンダーに特別仕様車の「オーバーランド」を設定。ブラウンのスウェード素材を採用したプレミアムなキャビン空間や、室内の開放感を高めるデュアルペインパノラミックサンルーフなどを標準装備。販売台数は200台限定
Stellantisジャパンは2024年4月26日、7名乗りミッドサイズSUVのジープ・コマンダーに特別仕様車の「オーバーランド(Overland)」をラインアップし、5月25日より発売すると発表した。車両価格は634万円に設定。販売台数はパールホワイトトライコートのボディカラーが100台、ブリリアントブラッククリスタルP/Cのボディカラーが100台という計200台の限定だ。
今回の特別仕様車は、通常モデルのリミテッドをベースに、キャビンルームをよりプレミアムな雰囲気に仕立てたことが特徴である。
インパネやドアトリムにはエンペラドールブラウン色のスウェード素材ボルスターを配し、さらにプレミアムレザーシートもエンペラドールブラウンを基調としたうえで、前席には“OVERLAND”の刺繍を入れて、上質かつ華やかな室内空間を創出。また、通常はオプション設定のコマンドビュー デュアルペインパノラミックサンルーフを標準で組み込んで、室内の開放感を高めた。
エクステリアに関しては、ボディ同色の前後フェイシア/ホイールフレア/シルモールディングや、グロスブラックアクセント付のクロームフロントグリル、グロスブラック塗装のシャークフィンアンテナ、“OVERLAND”バッジなどを特別装備。足もとにはダイヤモンドカット/グラナイトクリスタルアクセント入り18インチアルミホイール+235/55R18 M+S タイヤを組み込んでいる。
パワートレインはベース車と共通で、最高出力170ps/3750rpm、最大トルク350Nm/1750~2500rpmを発生し、排出ガス後処理装置として尿素SCRシステムを組み込む1956cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンと電子制御式9速ATのトランスミッションを搭載。駆動系には電子制御式パワートランスファーユニット(PTU)によって走行速度にかかわらず滑らかに4×2と4×4が切り替わるJeepアクティブドライブや、スロットルコントロール、トランスミッションシフト、トランスファーケース、トラクションコントロールなど12種類の車両マネジメントシステムを連動させることであらゆる路面状況での高い走行安定性を実現し、合わせて任意で「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」という3つのドライブモードが選択できるセレクテレインシステム、急な下り坂を一定の低速で安全に走行できるヒルディセントコントロール(HDC)を採用している。