新期4月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は18万1633台で、前年同月比‐5.9%。先月の減少率(‐18.6%)からかなり改善さてれきたものの、マイナスは4カ月連続だ。
セグメント別に見ると普通乗用車は、12万6937台、同‐0.1%でほぼ前年並みながら3カ月連続の減少。小型乗用車は5万4696台、同-17.1%と7カ月連続の減少となった。(先月の減少幅は同‐37.7%)軽乗用車は同-20.1%と5カ月連続の減少。外国メーカーの輸入車(乗用車)を含めた全セグメントマイナスは4カ月連続。
前年比ダウン幅は徐々に改善してきたマーケット、全体のランキングは少々興味深い変動が。先月11位までダウンしたトヨタ・シエンタが1万台超えの3位に上昇。一時期、受注の停止などあったものの、今回5月20日のMCを前にした4月でも安定したセールスを記録した。
SUV部門ではホンダ・ヴェゼルが前年の2.5倍のセールスで初のトップ、全体でも4位に。こちらも4月26日にMCを実施しており、MCモデル前の登録が殆どで、その人気ぶりがうかがえる。SUV、ミニバンを中心とするホンダの普通車セグメントは前年の3倍のセールスと好調だ。また、トヨタ・アルファードが23位から7位に急上昇、ノア/ヴォクシーをも上回るセールスとなっている。
海外生産分を含めたブランド別の新車販売台数では、ここ数ヶ月ホンダ普通車の好調ぶりが目立つ。前年同月比が先月の240%からさらに上昇し、4月は301%へ。WR-V、アコード、オデッセイといった海外生産車の販売が本格化、4月のメーカー別の輸入車登録ランキングではメルセデス・ベンツを上回り、ブランドトップに立つほどだ。
ホンダ以外に乗用車(普通+小型+軽)販売台数が前年超え実績となったのは、スズキ(121.8%)、三菱(132.3%)。三菱は軽のデリカミニ(4130台)が変わらず好調だ。