4月乗用車マーケットは徐々に改善方向へ!?シエンタ、ヴェゼル、アルファードが好調!(24年4月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )

 新期4月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は18万1633台で、前年同月比‐5.9%。先月の減少率(‐18.6%)からかなり改善さてれきたものの、マイナスは4カ月連続だ。

 セグメント別に見ると普通乗用車は、12万6937台、同‐0.1%でほぼ前年並みながら3カ月連続の減少。小型乗用車は5万4696台、同-17.1%と7カ月連続の減少となった。(先月の減少幅は同‐37.7%)軽乗用車は同-20.1%と5カ月連続の減少。外国メーカーの輸入車(乗用車)を含めた全セグメントマイナスは4カ月連続。

ランキング大幅UPのトヨタ・シエンタ。5月20日に一部改良が実施された。

 

 前年比ダウン幅は徐々に改善してきたマーケット、全体のランキングは少々興味深い変動が。先月11位までダウンしたトヨタ・シエンタが1万台超えの3位に上昇。一時期、受注の停止などあったものの、今回5月20日のMCを前にした4月でも安定したセールスを記録した。
 SUV部門ではホンダ・ヴェゼルが前年の2.5倍のセールスで初のトップ、全体でも4位に。こちらも4月26日にMCを実施しており、MCモデル前の登録が殆どで、その人気ぶりがうかがえる。SUV、ミニバンを中心とするホンダの普通車セグメントは前年の3倍のセールスと好調だ。また、トヨタ・アルファードが23位から7位に急上昇、ノア/ヴォクシーをも上回るセールスとなっている。

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEV Z(FF) 価格:319万8800円 全長4340×全幅1790×全高1590mm ホイールベース2610mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費25.3km/リットル 写真のボディカラーはプラチナホワイトパール

4月26日一分改良となったホンダ・ヴェゼル。ヤリスクロス、ハスラーを抑えて初のSUV部門トップに。画像は改良されたe:HEV Z(FF)

ライン停止による出荷停止が解消され、16ランクアップの7位トヨタ・アルファード。6704台のセールスだ。

▲トヨタ・ヤリス・ハイブリッドZ(2WD) 価格:249万6000円 全長3950×全幅1695×全高1495mm ホイールベース2550mm 車重1090kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費35.4km/リットル

ヤリスシリーズ(ヤリスクロス含む)は合計1万3000台超えと相変わらずの人気。工場出荷予定は6カ月以上と多くのバックオーダーを抱える。

[ブランド別販売台数]

 海外生産分を含めたブランド別の新車販売台数では、ここ数ヶ月ホンダ普通車の好調ぶりが目立つ。前年同月比が先月の240%からさらに上昇し、4月は301%へ。WR-V、アコード、オデッセイといった海外生産車の販売が本格化、4月のメーカー別の輸入車登録ランキングではメルセデス・ベンツを上回り、ブランドトップに立つほどだ。
 ホンダ以外に乗用車(普通+小型+軽)販売台数が前年超え実績となったのは、スズキ(121.8%)、三菱(132.3%)。三菱は軽のデリカミニ(4130台)が変わらず好調だ。

▲ホンダが本年6月の発売を予定する新型フリードの先行情報を特設ホームページで公開。先行予約の受付も開始

5月9日発表されたホンダ・フリード。6月に発売予定。ホンダの小型セグメントセールスのさらなる上乗せとなるか?

 

 

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