マセラティの新世代4シーターオープンカー「グランカブリオ トロフェオ」の日本における受注がスタート

マセラティが美しさと機能性の理想的なバランスを具現化した新世代グラントゥーリズモのオープントップモデルとなる新型グランカブリオの予約受注を開始。パワートレインには最高出力550psを発生する「トロフェオ」ラインの3リットルV6ネットゥーノツインターボエンジンを搭載。車両価格は3120万円に設定

 マセラティ ジャパンは2024年5月8日、新世代4シーターオープンカーの新型グランカブリオ(GranCabrio)の日本における予約受注を開始した。グレードは3リットルV6ネットゥーノツインターボエンジンを搭載する「トロフェオ(Trofeo)」のみの設定で、車両価格は3120万円に据えている。

▲マセラティ・グランカブリオ トロフェオ 価格:8SAT3120万円 全長4966×全幅1957×全高1365mm ホイールベース2929mm 車重1895kg(欧州仕様値)

▲マセラティ・グランカブリオ トロフェオ 価格:8SAT3120万円 全長4966×全幅1957×全高1365mm ホイールベース2929mm 車重1895kg(欧州仕様値)

 

 改めて新型グランカブリオの特徴を紹介していこう。

“The Others Just Travel(人生を彩る快適な旅)”をコンセプトに据えて企画した4シータークーペの新型グラントゥーリズモのオープントップバージョンとなる新型グランカブリオは、コクピットまわりを入念に強化したうえで、新設計の電動開閉式ソフトトップを装備。開閉はインストルメントパネル中央に配したタッチスクリーンによって操作でき、時速50km/h以下であれば走行中でも開閉が可能。開閉時間は14秒ほどでこなす。また、トップ格納時の表面はコクピット周囲と統一感を持ってアレンジし、合わせて後席シートバックやラゲッジ部への干渉を最小限に抑えて、4名の乗員のための十分なスペースを確保。ソフトトップ自体は、5色のカラーバリエーションを設定した。

▲コクピットまわりを入念に強化したうえで、新設計の電動開閉式ソフトトップを装備。時速50km/h以下であれば走行中でも開閉が可能。開閉時間は14秒ほどでこなす

▲コクピットまわりを入念に強化したうえで、新設計の電動開閉式ソフトトップを装備。時速50km/h以下であれば走行中でも開閉が可能。開閉時間は14秒ほどでこなす

▲フロントフェンダー部に“Trofeo”エンブレムを配備。足もとには前265/30ZR20/後295/30ZR21タイヤを装着

▲フロントフェンダー部に“Trofeo”エンブレムを配備。足もとには前265/30ZR20/後295/30ZR21タイヤを装着

 

 インテリアについては、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)のマルチメディアシステムや最新のインフォテインメントシステム、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォートディスプレイ、アナログディスプレイのデジタルクロックなど、グラントゥーリズモと共通の先進装備を採用したうえで、ドライバーとパッセンジャーの首まわりを温める、3段階で温度調整が可能なネックウォーマーや、後部からの風の巻き込みを抑えるディフレクター、2名乗車時に使用できる折り畳み式のウインドストッパーなどを標準で装備する。また、イタリアの音の名工房であるソナス・ファベールが設計と製造を手がけたスタンダードプレミアムオーディオシステム(13個のスピーカーと2Dサラウンド、出力815W)を標準で、ハイプレミアムオーディオシステム(16個のスピーカーと2Dおよび3Dサラウンド、出力1060W)をオプションで設定した。

▲マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)のマルチメディアシステムや最新のインフォテインメントシステム、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォートディスプレイを採用。ドライバーとパッセンジャーの首まわりを温めるネックウォーマーも装備

▲マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)のマルチメディアシステムや最新のインフォテインメントシステム、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォートディスプレイを採用。ドライバーとパッセンジャーの首まわりを温めるネックウォーマーも装備

 

 パワートレインに関しては、最高出力550ps/6500rpm、最大トルク650Nm/3000rpmを発生する「トロフェオ」ラインの2992cc・V型6気筒DOHCネットゥーノツインターボエンジンを搭載。トランスミッションには電子制御式8速ATを組み合わせる。性能面では最高速度316km/h、0→100km/h加速3.6秒を実現した。また、先進の電子制御統合システム「車両ドメインコントロールモジュール (VDCM)」を組み込んで、最大のパフォーマンスと最適なドライビング体験を提供。ドライビングモードとしてはCOMFORT/GT/SPORT/CORSAという4モードを設定する。さらに、最新のマセラティ・インテリジェント・アシスタント (MIA) マルチメディアシステムや、アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム (ADAS) などを採用して、機能性および安全性を高めている。

▲パワートレインには最高出力550ps/6500rpm、最大トルク650Nm/3000rpmを発生する「トロフェオ」ラインの2992cc・V型6気筒DOHCネットゥーノツインターボエンジンを搭載

▲パワートレインには最高出力550ps/6500rpm、最大トルク650Nm/3000rpmを発生する「トロフェオ」ラインの2992cc・V型6気筒DOHCネットゥーノツインターボエンジンを搭載

 

 なお、新型グランカブリオには強力な永久磁石モーターを3基配して4輪を駆動するEVモデルの「フォルゴーレ(Folgore)」ラインも設定する予定である。

 

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