トヨタの最小ミニバンのシエンタが商品改良。デジタルキーと外部給電アタッチメントのオプション設定、コネクティッドナビ対応10.5インチディスプレイオーディオPlusやパノラミックビューモニターなどの標準装備化、2タイプの新ボディカラーの追加などを実施して、魅力度をいっそうアップ
トヨタ自動車は2024年5月20日、人気コンパクトミニバンのシエンタの一部改良を実施し、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
■ガソリンエンジン車・2WD(FF)
X・5名乗り:199万5200円
X・7名乗り:203万5200円
G・5名乗り:233万7500円
G・7名乗り:237万7500円
Z・5名乗り:264万6600円
Z・7名乗り:268万6600円
■ハイブリッド車・2WD(FF)
X・5名乗り:239万円
X・7名乗り:243万円
G・5名乗り:268万7500円
G・7名乗り:272万7500円
Z・5名乗り:299万6600円
Z・7名乗り:303万6600円
■ハイブリッド車・E-Four
X・5名乗り:258万8000円
X・7名乗り:262万8000円
G・5名乗り:288万5500円
G・7名乗り:292万5500円
Z・5名乗り:319万4600円
Z・7名乗り:323万4600円
今回の改良は、扱いやすい5ナンバーサイズ、最新の安全・安心装備、低燃費、そしてリーズナブルな車両価格という魅力はそのままに、機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを行って、コンパクトミニバンとしての訴求力をいっそう引き上げたことが特徴である。
まず機能装備の面では、新メーカーオプションとしてデジタルキー(ZおよびGグレード)と外部給電アタッチメント(Z、G、Xグレードのハイブリッド車)を設定したことがトピック。デジタルキーは専用アプリをインストールすることでスマートフォンを車両のキーとして使用可能。一方、外部給電アタッチメントはドアと窓を閉じたままで電源コードを車外に出すことができる。また、販売店装着オプションとしてクリーンシーリングライトを新たに設定(トヨタ初)。2種類の照明を備えるとともに、ナノイーXも組み込んでいる。
従来オプション設定していた好評の一部メーカーオプションを標準装備化した点も見逃せない。具体的には、10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)PlusをZグレードに、パノラミックビューモニターをZおよびGグレードに、スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー2個)をXグレードのガソリン車に標準で採用した。
新ボディカラーの追加も注目ポイント。上質で鮮やかなプラチナホワイトパールマイカをZ、G、Xグレードに、アースカラーでマット感のある色合いが印象的なダークグレー×アーバンカーキをZおよびGグレードに設定している。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、最新のシリーズパラレルハイブリッドと、1.5Lダイナミックフォースエンジン(M15A-FKS)のガソリン仕様を設定する。ハイブリッドは2WD(FF)モデルがM15A-FXE型1490cc直列3気筒DOHCエンジン(最高出力91ps/5500rpm、最大トルク12.2kg・m/3800~4800rpm)+1NM型フロントモーター(最高出力59kW、最大トルク141Nm)+電気式無段変速機+ニッケル水素電池(容量6.5Ah)、4WDのE-Fourが同ユニット+1MM型リアモーター(最高出力2.2kW、最大トルク44Nm)でシステムを構成。一方、ガソリン仕様はM15A-FKS型1490cc直列3気筒DOHCエンジン(最高出力120ps/6600rpm、最大トルク14.8kg・m/4800~5200rpm)+Direct Shift-CVTを搭載している。