ベントレーがラグジュアリーグランドツアラーのコンチネンタルGTに日本市場専用の特別仕様車「コンチネンタルGTアズール ラスト・オブ・ライン コレクション」を設定。ビスポーク部門のマリナーが“ウェルビーイング”にフォーカスして内外装を特別にアレンジ。生産台数は10台限定
ベントレーモーターズ ジャパンは2024年5月17日、最高峰ラグジュアリークーペのコンチネンタルGTに日本市場専用の特別仕様車「コンチネンタルGTアズール ラスト・オブ・ライン コレクション(Continental GT AZURE Last of Line Collection)」をラインアップし、10台限定で販売すると発表した。車両価格は4165万7000円に設定。ユーザーへの納車は本年6月からを予定する。
今回の特別仕様車は、パワートレインに3996cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジン(550ps/770Nm)+8速DCTを搭載する通常モデルのコンチネンタルGTアズールをベースに、ベントレーのビスポーク=注文製作を担う部門であるマリナーが“ウェルビーイング”にフォーカスして内外装を特別にアレンジしたことが特徴。また、4リットルV8エンジンのICEパワートレイン搭載車としてはファイナルを飾るモデルに位置している。
まず外装では、降り積もった雪のように美しい純白のアークティカ(ソリッドホワイト)に彩られたボディカラーを基調に、クロームパーツが全てブラックとなるブラックラインスペシフィケーションやGTブラックルーフ、ブラックペイントの22インチ10スポークアロイホイール(Mullinerセルフレベリングホイールバッジ付)およびブレーキキャリパーなどを装備し、合わせてアークティカのピンストライプをボディ周囲とアロイホイールに配したスタイリングスペシフィケーションを採用して、白と黒のコントラストが際立つ瀟洒なスタイリングに仕立てる。また、快適性を高めるパノラミックガラスルーフやヒーテッドウィンドシールド、LEDウェルカムランプを標準で設定。先進安全運転支援システムとして、ツーリングスペシフィケーション(アダプティブクルーズコントロール、レーンアシスト、セーフガードプラス、ナイトビジョン、ヘッドアップディスプレイ)も組み込んだ。
インテリアに関しては、クールなブラックの内装カラーを基調に、ホワイトのアクセントを巧みに配したことがトピック。素材には繊細かつ上質なベルーガハイドとマリナーホワイトハイドを組み合わせる。インパネやドアトリムにはピアノブラックシングルフィニッシュベニアを装備し、ここにアークティカのピンストライプを採用。センターコンソールも同様のアレンジで仕立てた。一方でシートについては、ダイアモンドキルトエリアにマリナーホワイトのコントラストステッチを配し、さらにヘッドレストには“Last of Line”と“V8”の刺繍をマリナーホワイトで入れる。モデル名の“Last of Line”を刻んだトレッドプレートも、特別感を強調するアイテムだ。機能装備も充実しており、ヒーテッド付シングルトーン3スポークインデントハイドトリムステアリングホイールやフロントシートコンフォートスペシフィケーション、ムードライティング、フレッシュエアインテークおよびエアーイオナイザー、ベントレーローテーションディスプレイなどを採用している。