ランボルギーニの次世代HPEVスーパースポーツはV8ツインターボエンジン+モーターのプラグインハイブリッドシステムを搭載

ランボルギーニがウラカンの実質的な後継モデルとなるコードネーム“634”のHPEVスーパースポーツに800CV/730Nmを発生する新設計の4リットルV8ツインターボエンジンと、3基のモーターおよびインバータで構成するプラグインハイブリッドシステムを採用すると発表。市販モデルの発表・発売は2024年内を予定

 伊アウトモビリ・ランボルギーニは2024年5月22日(現地時間)、ウラカンの実質的な後継モデルとなる次世代HPEVスーパースポーツのパワートレインの概要を発表した。

▲ランボルギーニがウラカンの実質的な後継モデルとなるコードネーム“634”のHPEVスーパースポーツのパワートレインを発表

▲ランボルギーニがウラカンの実質的な後継モデルとなるコードネーム“634”のHPEVスーパースポーツのパワートレインを発表

 

 コードネーム“634”で開発が進む新型スーパースポーツは、昨年3月に発表された旗艦スポーツの「レヴエルト(REVUELTO)」に続くランボルギーニのハイパフォーマンスEV(HPEV)モデル第2弾に位置。パワートレインにはV8ツインターボエンジン+モーターおよびインバータ+リチウムイオン電池で構成するプラグインハイブリッドシステムを採用する。

▲パワートレインはV8ツインターボエンジン+モーターおよびインバータ+リチウムイオン電池で構成するプラグインハイブリッドシステムを採用

▲パワートレインはV8ツインターボエンジン+モーターおよびインバータ+リチウムイオン電池で構成するプラグインハイブリッドシステムを採用

 

 エンジン自体は2基の新世代ターボチャージャーを組み込んだ排気量4リットルのV型8気筒DOHC直噴ツインターボユニットをミッドシップ搭載。最高出力は800CV/9000~9750rpm、最大トルクは730Nm/4000~7000rpmを発生し、最大エンジン回転数はレースエンジン並みの1万rpmに達する。一方、インバータとアキシャルモーターで構成するリア配置の電動システムはエンジンとデュアルクラッチトランスミッションの間に置かれ、サイズと重量をコンパクトに抑えたうえで、モーター最高出力は110kW、最大トルクは300Nmを絞り出す。また、フロントアクスルにも回生ブレーキ機能を備えたアキシャルモーターを2基配備。そして、従来トランスミッショントンネルがあった場所には、駆動用リチウムイオンバッテリーを配備した。

▲エンジン自体は2基の新世代ターボチャージャーを組み込んだ排気量4リットルのV型8気筒DOHC直噴ツインターボユニットをミッドシップ搭載。最高出力は800CV/9000~9750rpm、最大トルクは730Nm/4000~7000rpmを発生し、最大エンジン回転数はレースエンジン並みの1万rpmに達する

▲エンジン自体は2基の新世代ターボチャージャーを組み込んだ排気量4リットルのV型8気筒DOHC直噴ツインターボユニットをミッドシップ搭載。最高出力は800CV/9000~9750rpm、最大トルクは730Nm/4000~7000rpmを発生し、最大エンジン回転数はレースエンジン並みの1万rpmに達する

▲インバータとアキシャルモーターで構成するリア配置の電動システムはエンジンとデュアルクラッチトランスミッションの間に置かれ、サイズと重量をコンパクトに抑えたうえで、モーター最高出力は110kW、最大トルクは300Nmを絞り出す

▲インバータとアキシャルモーターで構成するリア配置の電動システムはエンジンとデュアルクラッチトランスミッションの間に置かれ、サイズと重量をコンパクトに抑えたうえで、モーター最高出力は110kW、最大トルクは300Nmを絞り出す

 

 エンジンサウンドに注力したことも、新パワートレインのトピック。新型V8エンジンのサウンドはクレッシェンドしながら高回転で音量と周波数がピークに達し、フラットプレーンクランクシャフトがシャシーに伝える振動と相まって、ドライバーに比類ないドライビング体験を提供する。

▲エンジンサウンドにも注力。クレッシェンドしながら高回転で音量と周波数がピークに達し、比類のない排気音を奏でる

▲エンジンサウンドにも注力。クレッシェンドしながら高回転で音量と周波数がピークに達し、比類のない排気音を奏でる

 

 なお、コードネーム“634”の次世代HPEVスーパースポーツは現在、順調に開発プロジェクトが進行しており、市販モデルの発表・発売は2024年内を予定している。

 

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