日産のNT100クリッパーがマイナーチェンジ。車名を「クリッパー トラック」に変更するとともに、先進安全装備および機能装備の拡充を敢行。商用特装車「ワークユースビークル」シリーズも同様の変更を実施
日産自動車は2024年5月23日、軽トラックの「NT100クリッパー」の一部仕様変更を行い、合わせて車名を「クリッパー トラック」に刷新して、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
DX・2WD:5MT114万700円/4AT121万7700円
DX・4WD:5MT129万2500円/4AT136万9500円
DXセーフティパッケージ・2WD:4AT128万3700円
DXセーフティパッケージ・4WD:4AT143万5500円
DX農繁・4WD:5MT132万8800円
GX・4WD:5MT153万6700円/4AT161万3700円
スズキからOEM供給を受けて販売する日産のクリッパー トラックは、スズキのキャリイをベースとする日産ブランドの軽商用トラックだ。今回の仕様変更は、先進安全装備および機能装備の拡充を図ったことが特徴である。
まず安全装備としては、後退時車両直後確認装置やヒルスタートアシストなどを全車に標準装備。また、機能装備の面では5MT車に停車時アイドリングストップシステムを搭載して燃費性能を高めた。
パワーユニットは従来と共通で、R06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(最高出力50ps/6200rpm、最大トルク6.0kg・m/3500rpm)を搭載。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」にも該当している。
なお、関連会社の日産モータースポーツ&カスタマイズが販売するクリッパー トラックをベースとした商用特装車「ワークユースビークル」シリーズの保冷車(184万1400円~207万200円)/簡易保冷車(183万3700円~206万2500円)/中温冷凍車(268万2900円~291万1700円)/低温冷凍車(325万500円~340万2300円)なども、ベース車と同様の仕様変更を実施している。