マツダの軽トラックが一部改良を実施して機能装備を拡充

マツダのスクラムトラックがマイナーチェンジ。電波式キーレスエントリーやパワードアロック、パワーウィンドウといった快適装備を全車に標準装備化。先進安全運転支援システムでは後退時の誤発進抑制機能に「ブレーキ制御機能」を設定

　マツダは2024年5月23日、軽トラックのスクラムトラックの一部商品改良を行い、同日より発売した。

▲マツダ・スクラムトラック・KX(4WD)　価格：5MT145万9700円／4AT153万6700円　全長3395×全幅1475×全高1765mm　ホイールベース1905mm　車重MT780／AT790kg　WLTCモード燃費MT18.7／AT15.7km/リットル　LEDヘッドランプと電動格納リモコン式カラードドアミラーを標準装備

車種展開は以下の通り。

KC・2WD：5MT106万3700円／4AT113万9600円

KC・4WD：5MT121万4400円／4AT129万2500円

KC農繁・4WD：5MT125万700円

KX・4WD：5MT145万9700円／4AT153万6700円

▲マツダ・スクラムトラック・KC (4WD)　価格：5MT5MT121万4400円／4AT129万2500円　全長3395×全幅1475×全高1765mm　ホイールベース1905mm　車重MT770／AT790kg　WLTCモード燃費MT18.7／AT15.7km/リットル

　スズキからOEM供給を受けて販売するマツダのスクラムトラックは、スズキのキャリイをベースとするマツダ・ブランドの軽商用トラックだ。今回の改良では、機能装備や安全装備のさらなる拡充を図って、身近な働くクルマとしての商品力をいっそう引き上げたことが特徴である。

▲電波式キーレスエントリーやパワードアロック、パワーウィンドウといった快適装備を全車に標準で採用

　まず機能装備では、電波式キーレスエントリーやパワードアロック、パワーウィンドウといった快適装備を全車に標準で採用。また、KXグレードにはLEDヘッドランプと電動格納リモコン式カラードドアミラーを標準で装備する。さらに、5MT車にアイドリングストップシステムを組み込んで燃費性能を向上させた。

▲5MT車にアイドリングストップシステムを組み込んで燃費性能を向上させる

　安全装備の面では、後退時の誤発進抑制機能に「ブレーキ制御機能」を追加。機能作動中に後方の障害物に衝突するおそれがあるとシステムが判断した場合、自動でブレーキ制御が作動し、うっかり誤操作による衝突回避または衝突被害軽減を実現する。

▲後退時の誤発進抑制機能に「ブレーキ制御機能」を追加する

　パワーユニットは従来と共通で、R06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(50ps／6.0kg・m)を搭載。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ（AEBS2）認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置（PMPD）認定車」にも該当している。