三菱自動車のミニキャブ トラックがマイナーチェンジ。安全装備の拡充や機能装備のグレードアップ、新ボディカラーの設定などを行って訴求力をアップ
三菱自動車は2024年5月27日、軽トラックのミニキャブ トラックの一部改良を実施し、同日より発売した。
車種展開および車両価格は以下の通り。
M・2WD:5MT110万3300円/4AT118万300円
M・4WD:5MT125万5100円/4AT133万2100円
みのり・4WD:5MT135万7400円/4AT143万4400円
G・4WD:5MT151万3600円/4AT159万600円
スズキからOEM供給を受けて販売する三菱自動車のミニキャブ トラックは、スズキのキャリイをベースとする三菱ブランドの軽商用トラックだ。今回の改良は、先進安全装備や機能装備の拡充、新ボディカラーの設定などを図ったことが特徴である。
まず安全装備の面では、全グレードにリアパーキングセンサーおよびメーター内のリアパーキングセンサー表示灯を標準装備する。また、Gとみのりには後退時の誤発進抑制機能に「ブレーキ制御機能」を追加。機能作動中に後方の障害物に衝突するおそれがあるとシステムが判断した場合、自動でブレーキ制御が作動し、うっかり誤操作による衝突回避または衝突被害軽減を実現した。
機能装備については、電波式キーレスエントリーやパワードアロック、パワーウィンドウといった快適装備を全車に標準で採用。また、GグレードにはLEDヘッドランプと電動格納リモコン式カラードドアミラーを標準で装備し、また新ボディカラーとしてクールカーキパールメタリックを追加する。さらに、5MT車にアイドリングストップシステムのオートストップ&ゴー(AS&G)を組み込み、燃費をWLTCモードで最大約3%向上させた。
パワーユニットは従来と共通で、R06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(50ps/6.0kg・m)を搭載。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」にも該当している。