プラグインハイブリッドモデルに進化した新型ベントレー・コンチネンタルGTスピードの発表が英国時間6月25日に決定

ベントレーが新型コンチネンタルGTスピードを英国時間6月25日16時に発表すると予告。パワートレインには“ウルトラパフォーマンスハイブリッド”と称するV8エンジン+モーターを搭載。システム総出力は782ps/1000Nmを発生し、80kmのEV走行が可能

 英国ベントレーは2024年6月18日(現地時間)、新型コンチネンタルGTスピード(Continental GT Speed)を英国時間6月25日16時に世界初披露すると発表した。

▲ベントレーが新型コンチネンタルGTスピードを英国時間6月25日16時に世界初披露すると発表。先行画像として正面のシルエットを公開する

▲ベントレーが新型コンチネンタルGTスピードを英国時間6月25日16時に世界初披露すると発表。先行画像として正面のシルエットを公開する

 

 ラグジュアリーグランドツアラーのコンチネンタルGTは、フォルクスワーゲン・グループ傘下に入ったベントレーの再生の象徴として2002年開催のパリサロンでデビュー。流麗で存在感あふれるクーペスタイルに、贅を尽くしたインテリア、そして6リットルW12エンジンによる強力なパフォーマンスによって大人気を博し、それまで1000台前後で推移していたベントレーの年間販売台数は、以後に発売された新型モデルを含めて1万台以上に増加した。そして、2011年には第2世代に移行し、2012年には4リットルV8エンジン搭載車を追加。2018年には第3世代にフルモデルチェンジし、世界市場におけるラグジュアリーグランドツアラーとしての地位を確固たるものとしていった。

▲新型コンチネンタルGTスピードはパワートレインに“ウルトラパフォーマンスハイブリッドと称するV8エンジン+モーター+リチウムイオンバッテリーで構成するプラグインハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は782ps、最大トルクは1000Nmを発生する。写真は本年5月16日に公開されたテスト走行時の画像

▲新型コンチネンタルGTスピードはパワートレインに“ウルトラパフォーマンスハイブリッドと称するV8エンジン+モーター+リチウムイオンバッテリーで構成するプラグインハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は782ps、最大トルクは1000Nmを発生する。写真は本年5月16日に公開されたテスト走行時の画像

 

 第4世代となる新型コンチネンタルGTのスピードは、パワートレインに“ウルトラパフォーマンスハイブリッド(Ultra Performance Hybrid)”を謳う新設計のV8エンジン+電気モーター+リチウムイオンバッテリーで構成するプラグインハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は782ps、最大トルクは1000Nmを発生する。また、モーターのみでのEV走行は欧州WLTPモードで80km(50マイル)を実現。CO2発生量も同モードで50g/km未満を成し遂げた。一方、駆動系にはトルクベクタリング機能付きアクティブAWDおよび電子制御LSDを採用。また、基本骨格には新しい専用プラットフォームを導入し、シャシーには48Vアクティブアンチロールコントロールや新設計のデュアルバルブダンパー、AWSなどを採用した。

▲基本骨格には新しい専用プラットフォームを導入し、シャシーには48Vアクティブアンチロールコントロールや新設計のデュアルバルブダンパー、AWSなどを採用する

▲基本骨格には新しい専用プラットフォームを導入し、シャシーには48Vアクティブアンチロールコントロールや新設計のデュアルバルブダンパー、AWSなどを採用する

 

 さらに、ベントレーは新型コンチネンタルGTスピードの性能を証明するために、世界最長・最深の海底道路トンネルであるノルウェーのRyfylkeトンネルにおいて速度テストを行い、非公式の“underwater speed record”である最高速度208mph(335km/h)を達成。この際の映像は、6月25日の発表の席で披露するという。

 

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