三菱自動車が軽スーパーハイトワゴンのデリカミニとeKスペースを一部改良。サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して最新の法規に適合させたほか、eKスペースには新ボディカラーを設定
三菱自動車は2024年6月20日、軽スーパーハイトワゴンのデリカミニとeKスペースの一部改良を実施し、同日より発売した。
車種展開および車両価格は以下の通り。
■デリカミニ
Tプレミアム:2WD210万7600円/4WD227万1500円
T:2WD191万4000円/4WD212万5200円
Gプレミアム:2WD201万8500円/4WD218万2400円
G:2WD183万7000円/4WD204万8200円
■eKスペース
G:2WD169万4000円/4WD182万6000円
M:2WD158万700円/4WD171万2700円
今回の改良は、自動車のコネクティッド化によるサイバー攻撃のリスク増加に即して、サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更し、最新の法規に適合させたことがトピック。また、eKスペースはボディカラーにライラックピンクメタリック/ホワイトソリッドの2トーンを新たに設定し、モノトーン7色、2トーン4色の全11色展開とした。
デリカミニおよびeKスペースの福祉車両“ハーティーランシリーズ”の「助手席ムービングシート仕様車」を、ベース車と同様の改良を施したうえで継続設定したことも訴求点。助手席ムービングシート仕様車は電動で助手席シートが外側に回転し、車外にスライドしながら下降することで乗降性を高め、車いすから助手席への乗り降りの負担を軽減させる。架装費用は45万9000円に設定している。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、デリカミニがT系グレードにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラー付きターボエンジン(最高出力64ps/5600rpm、最大トルク10.2kg・m/2400~4000rpm)+SM21型モーター(最高出力2.0kW/1200rpm、最大トルク40Nm/100rpm)+リチウムイオン電池+CVTのマイルドハイブリッドを、G系グレードにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3600rpm)+SM21型モーター(最高出力2.0kW/1200rpm、最大トルク40Nm/100rpm)+リチウムイオン電池+CVTのマイルドハイブリッドを搭載。一方、eKスペースは全グレードにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3600rpm)+SM21型モーター(最高出力2.0kW/1200rpm、最大トルク40Nm/100rpm)+リチウムイオン電池+CVTのマイルドハイブリッドを搭載している。