ファッショナブルかつエレガントなメルセデス・ベンツCクラスの新しい4名乗りオープンカー「CLEカブリオレ」が日本デビュー

メルセデス・ベンツがCクラスの新型4名乗りオープンカーとなる「CLEカブリオレ」を日本で発売。エアキャップやエアスカーフなど一年中快適なオープン走行が楽しめる装備を採用。車種展開は2リットル直4ガソリンターボエンジン+ISGを搭載する「CLE200カブリオレ スポーツ」の1グレード構成で始動

 メルセデス・ベンツ日本は2024年6月25日、Cクラスの新型カブリオレモデルとなる「CLEカブリオレ(A236)」を発表し、同日より発売した。車種展開はCLE200カブリオレ スポーツの1グレードで構成し、車両価格は936万円に設定する。

▲メルセデス・ベンツCLE200カブリオレ スポーツ 価格:9SAT936円 全長4850×全幅1860×全高1425mm ホイールベース2865mm 車重1900kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費14.0km/リットル 写真のボディカラーはオパリスホワイト

▲メルセデス・ベンツCLE200カブリオレ スポーツ 価格:9SAT936円 全長4850×全幅1860×全高1425mm ホイールベース2865mm 車重1900kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費14.0km/リットル 写真のボディカラーはオパリスホワイト

 

 メルセデス・ベンツがこれまで築き上げてきたプレミアム4シーターの伝統・歴史を受け継ぐ新登場のCLEカブリオレは、ホイールベースを2865mmに設定する現行CクラスのMRAⅡプラットフォームを基本に、スポーティなエクステリアデザインやエレガントなインテリア、遮音性と耐候性に優れたアコースティックソフトトップ、一年中快適なオープン走行が楽しめる装備などを採用して、新進のオープントップモデルに仕立てたことが特徴である。

▲スポーティなエクステリアデザインやエレガントなインテリア、遮音性と耐候性に優れたアコースティックソフトトップ、一年中快適なオープン走行が楽しめる装備などを採用して、新世代のオープントップモデルに仕立てる。写真のボディカラーはスペクトラルブルーM

▲スポーティなエクステリアデザインやエレガントなインテリア、遮音性と耐候性に優れたアコースティックソフトトップ、一年中快適なオープン走行が楽しめる装備などを採用して、新進のオープントップモデルに仕立てる。写真のボディカラーはスペクトラルブルーM

 

 注目のオープントップには、室内のノイズレベルを大幅に抑制し、クローズ状態では室内の高い静粛性を確保した新設計の電動開閉式アコースティックソフトトップを採用。開閉に要する時間は約20秒で、操作は停車中だけではなく時速60km/hまでの走行中でも可能とする。また、一年中快適なオープン走行が楽しめる装備を鋭意導入。フロントウインドウ上部のウインドウディフレクターとドラフトストップで構成するエアキャップは、空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに、後方から室内への風の巻き込みを低減。フロントシートに内蔵したエアスカーフは、外気温が低い時でも乗員の首元を効果的に温める。さらに、フロントシートにはシートヒーターを組み込み、オプションのレザーエクスクルーシブパッケージを選択するとシートベンチレーターも備わる。ソフトトップカラーはブラックを標準で、レッドやグレーをオプションで設定した。

 安全性の強化を図ったこともトピックだ。ボディシェルやAピラーなどキャビンまわりの入念な補強を図ったうえで、後部座席用に2つの独立したヘッドエアバッグを新採用。衝突の影響を軽減するPRE-SAFE機能とエアバッグにより、乗員を確実に保護する。

▲オープントップには室内のノイズレベルを大幅に抑制し、クローズ状態では室内の高い静粛性を確保した新設計の電動開閉式アコースティックソフトトップを採用。開閉に要する時間は約20秒で、操作は停車中だけではなく時速60km/hまで走行中でも可能

▲オープントップには室内のノイズレベルを大幅に抑制し、クローズ状態では室内の高い静粛性を確保した新設計の電動開閉式アコースティックソフトトップを採用。開閉に要する時間は約20秒で、操作は停車中だけではなく時速60km/hまで走行中でも可能

▲フロントウインドウ上部のウインドウディフレクターとドラフトストップで構成するエアキャップは、空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに後方から室内への風の巻き込みを低減する

▲フロントウインドウ上部のウインドウディフレクターとドラフトストップで構成するエアキャップは、空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに後方から室内への風の巻き込みを低減する

 

 エクステリアは、メルセデス・ベンツの2ドアカブリオレ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットで構成したプロポーションを採用したうえで、最新メルセデスのデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」によって、どの角度から見てもエモーショナルで魅惑的なスタイリングを創出する。各部のデザインにもこだわり、フロントマスクは立体的なスターパターンを配したワイドなAシェイプのグリル、わずかに逆スラントしたシャークノーズ、スリムな造形のフルLEDヘッドライト(デジタルライト)、空力性能に優れた力強いフロントエプロン、ダイナミックさを醸し出すパワードームのボンネットなどを配備して、逞しくも美しいマスクを実現した。

 一方でサイドビューは、ショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベースによって美しいシルエットを形成する。ヘッドライトおよびリアコンビネーションランプからそれぞれ伸びる前後のラインや、ドアパネル下部を後方に向かって上昇しながら貫くラインを配して、サイドの優美な曲面に絶妙なエッジを加えて面の美しさを強調したことも訴求点だ。足もとには19インチAMGアルミホイール(RVA)を標準で、20インチAMGアルミホイール(RVM)をオプションで採用している。

 そしてリアセクションは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのリアエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリアコンビネーションランプなどを装備して、上質で存在感のある後ろ姿を演出。また、トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップを配し、リアエンドにスポーティなアクセントを加えている。

 なお、今回日本に導入するCLE200カブリオレ スポーツは、AMGラインエクステリアを標準で採用。ボディカラーはポーラーホワイトを標準で、オプシディアンブラックM、グラファイトグレーM、ハイテックシルバーM、スペクトラルブルーM、オリパスホワイトM、パタゴニアレッドM、アルペングレー、グラファイトグレーマグノを有償で用意している。

▲ボディシェルやAピラーなどキャビンまわりの入念な補強を図ったうえで、後部座席用に2つの独立したヘッドエアバッグを新たに採用する

▲ボディシェルやAピラーなどキャビンまわりの入念な補強を図ったうえで、後部座席用に2つの独立したヘッドエアバッグを新たに採用する

▲フロントマスクは立体的なスターパターンを配したワイドなAシェイプのグリル、わずかに逆スラントしたシャークノーズ、スリムな造形のフルLEDヘッドライト、ダイナミックさを醸し出すパワードームのボンネットなどを配備して、逞しくも美しいマスクを創出

▲フロントマスクは立体的なスターパターンを配したワイドなAシェイプのグリル、わずかに逆スラントしたシャークノーズ、スリムな造形のフルLEDヘッドライト、ダイナミックさを醸し出すパワードームのボンネットなどを配備して、逞しくも美しいマスクを創出

▲足もとには19インチAMGアルミホイール(RVA、写真・左)を標準で、20インチAMGアルミホイール(RVM、同・右)をオプションで採用

▲足もとには19インチAMGアルミホイール(RVA、写真・左)を標準で、20インチAMGアルミホイール(RVM、同・右)をオプションで採用

 

 インテリアについては、プレミアムオープンのスポーティさを際立たせるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを導入したことがトピック。人間工学に基づいて配置した12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイが、コクピットを先進的かつ機能的に引き締める。また、ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどにはアンビエントライトを組み込み、キャビンの洗練された雰囲気をいっそうアップ。さらに、広範囲に広がるインテリアトリムには標準でブラウンウォールナットウッドを配備し、オプションでブラックオープンポアウッドを選択可能とした。

 一方、フロントシートにはスポーティなデザインの一体型スポーツシートを採用。表皮はレザーARTICO(ブラック)を標準で、ブラック、パワーレッド/ブラック、マキアートベージュ/ブラック、トンカブラウン/ブラックという4色の本革をオプションで用意する。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)やシートベンチレーター(シートヒーター機能含む)も装備。高精細なサウンドが楽しめるBurmester 3Dサラウンドサウンドシステムもオプションで設定している。左右独立タイプのシートを配して2名乗車とした後席については、居住性に優れたゆとりある空間を創出するとともに、60:40分割可倒機構を内蔵。トランクルームはソフトトップ収納時で295リットル、ソフトトップ使用時で385リットルの容量を確保し、リアバンパー下部に足を近づけるだけでトランクを開けることができるフットトランクオープナーを標準で組み込んでいる。

 機能面では、サードパーティ製のアプリが利用可能な第3世代のMBUXを採用した点が注目ポイント。ルーティン機能の搭載や使い勝手を高めたメニューなど、大幅に進化したデジタル体験を提供する。ほかにも、最新の音声アシスタント「Hi,Mercedes」やMBUXインテリア・アシスタント、MBUXインフォテインメントシステムに完全に統合した音楽ストリーミング配信サービス、MBUX ARナビゲーションなどを設定した。

▲プレミアムオープンのスポーティさを際立たせるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置した12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイが、コクピットを先進的かつ機能的に引き締める。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲プレミアムオープンのスポーティさを際立たせるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置した12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイが、コクピットを先進的かつ機能的に引き締める。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲フロントシートにはスポーティなデザインの一体型スポーツシートを配備。2名乗車の後席には60:40分割可倒機構を内蔵する

▲フロントシートにはスポーティなデザインの一体型スポーツシートを配備。2名乗車の後席には60:40分割可倒機構を内蔵する

 

 パワートレインに関しては、“254M20”1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力204ps/5800rpm、最大トルク320Nm/1600~4000rpm)+第2世代ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)/モーター(最高出力17kW/1500~3000rpm、最大トルク205Nm/0~750rpm)+リチウムイオン電池+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載して後輪を駆動。低回転からドライバーの意のままにあふれ出すゆとりのパワーによって、スムーズで力強いドライビングが楽しめる。また、WLTCモード燃費は14.0km/リットルを実現した。

 シャシー面については、通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に瞬時に減衰力を高めるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションを標準装備。また、ドライブ、ステアリング、ESP、サスペンション、サウンドの設定を統合制御するDYNAMIC SELECTを標準で採用し、「Eco」「Comfort」「Sport」「Individual」の計4つの走行モードによって車両の特性を瞬時に切り替えることができる。オプションとして、連続可変ダンピングシステムを組み込んだDYNAMIC BODY CONTROLサスペンションを設定した。

▲パワートレインには“254M20”1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(204ps/320Nm)+第2世代ISG/モーター(17kW/205Nm)+リチウムイオン電池+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲パワートレインには“254M20”1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(204ps/320Nm)+第2世代ISG/モーター(17kW/205Nm)+リチウムイオン電池+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載

 

 先進安全運転支援システムについては、進化したレーダーセーフティパッケージや360°カメラシステムといった最新のインテリジェントドライブを標準で採用。また、最新世代のテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も装備する。さらに、デジタルライト(片側100万画素以上の高機能ヘッドライト)およびアダプティブハイビーム アシスト・プラスを標準で組み込んだ。

 

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