シボレー・コルベットの限定モデル「レッドフレイムシリーズ」が日本で発売。V8エンジンのヘッドカバーをエッジレッドで彩ったうえで、クーペではビジブルカーボンファイバーの装飾パネルをエンジンを囲うように施し、コンバーチブルではルーフ開閉時にエンジンヘッドを垣間見ることができるクリアウィンドウ付エンジンベイパネルを採用。販売台数は計40台の限定
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2024年7月4日、シボレー・ブランドの旗艦スポーツカーであるコルベットに特別仕様車の「レッドフレイムシリーズ(RED FLAME SERIES)」を設定し、同日より販売を開始した。販売台数は計40台の限定だ。
車種展開および販売台数は以下の通り。
■エクステリアカラー:レッドミストメタリックティントコート
クーペ3LT:1740万円(販売台数10台)
コンバーチブル:1890万円(販売台数10台)
■エクステリアカラー:カーボンフラッシュメタリック
クーペ3LT:1740万円(販売台数10台)
コンバーチブル:1890万円(販売台数10台)
今回の特別仕様車は、伝統のV8エンジンを真っ赤に彩るエッジレッドのエンジンカバーを採用してコルベットの心臓部に宿る走りへの熱い情熱を体現するとともに、エンジンの存在感をさらに際立たせる「エンジンアピアランスパッケージ」を特別装備したことがトピック。クーペではビジブルカーボンファイバーの装飾パネル(LED照明付き)をエンジンを囲うように施し、コンバーチブルではルーフ開閉時にエンジンヘッドを垣間見ることができるクリアウィンドウ付エンジンベイパネルを配備して、美しいレッドフレイムエンジンを愛でることができるようアレンジする。トップ部はクーペにボディカラードSMCルーフパネルを、コンバーチブルにリトラクタブルハードトップ(ボディカラーナセル/ウィンドシールドヘッダー/Aピラー/ルーフパネル/トノーパネル)を組み込んだ。ちなみに“レッドフレイム”は、初代コルベット(C1)に搭載されたエンジンカバーが特徴的なブルーで塗装され、“BLUE FLAME(ブルーフレイム)”と呼ばれたことへのオマージュとリスペクトが込められている。
ボディカラーごとにレッドフレイムシリーズの特徴を紹介していこう。
まずティントコートならではの深みのあるレッドカラーが特徴のレッドミストメタリックティントコートには、コルベット栄光のサーキットパフォーマンスを象徴するフルレングスデュアルレーシングストライプ(カーボンフラッシュメタリック)を配備。足もとには、限定車専用のカーボンフラッシュペインテッドマシンドエッジ5オープンスポークアルミホイールとエッジレッドペインテッドブレーキキャリパーを組み込んだ。
内装については、真紅のボディカラーとの美しいコントラストが映えるナチュラルディップドを採用。ここに、ステルスインテリアトリムパッケージ(スピーカーグリル/エアベント/コンソールトリムプレート)のブラックアルミニウムトリムやスポーツレザーステアリングホイール、ナチュラルの専用フロアマットなどを配備する。シートにはパーフォレーテッドナパレザーインサートのGT2バケットシートを装着した。
一方で日本初導入となるカーボンフラッシュメタリックは、従来のソリッドブラックとは一線を画す、メタリックペイントならではの輝きで限定モデルであることを主張。足もとには、レッドストライプを配したミッドナイトグレー20スポーク鍛造アルミホイールとブライトレッドペインテッドブレーキキャリパーを組み込んだ。
内装に関しては、初代モデルへのオマージュともいうべき真っ赤なアドレナリンレッドディップドのフルレザーを採用。ここに、ステルスインテリアトリムパッケージ(スピーカーグリル/エアベント/コンソールトリムプレート)のトリムやスポーツレザーステアリングホイール、アドレナリンレッドの専用フロアマットなどを配備する。シートにはパーフォレーテッドナパレザーインサートのコンペティションバケットシートを装着した。
縦置きにミッドシップ搭載されるパワーユニットは基本的に通常モデルと共通で、“LT2”6156cc・V型8気筒OHV直噴VVTエンジン(最高出力502ps/6450rpm、最大トルク637Nm/5150rpm)+8速DCTを採用している。